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医学部易化と「格差」

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 医学部医学科の入試偏差値がかつてより下落しているという。

 実際10年くらい前よりは緩和され、東大人気が高まっているようだ。

 私のような50代だと、こうした栄枯盛衰は何度も見てきており、35年前、私が高校3年生だった頃に比べればそれでも高いのだが、リーマンショック前後と比べれば下がったのは明らかだ。

 ちなみに35年前は、私立医大だと偏差値50台で入ることができたが、今はさすがにそれはない。

 そんな医学部入試の「易化」について、二つの論考が出ている。

 どちらもなるほどと思って読ませていただいた。

 これが大きいだろうな、と思ったのは、イブリースさんが提示されている首都圏と地方の学力格差だ。

 年々首都圏と地方の学力格差は大きくなり、東北や北海道などの進学実績が打撃を受けているのは、報道などでもよく見聞きする。

 地方の人達の東京に出たいという欲求、首都圏出身者の東京圏から離れたくないという欲求と、首都圏の生徒の学力向上が地方医大の易化につながっているというのは理解できる。

 この格差がオンライン化の進行によって是正されるはずなのになぜ、という疑問は分からないではないが、上記記事では以下のように考察されている。

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