死にたい人へ
ある文章が私の心に突き刺さった。
この文章だ。
ああ、似てる、と思った。私自身、死のうと思ったことがあるからだ。
この件は、何度か書いているし、ツイートもしている。
他にも何個かあるが、とりあえずこくらいにしておこう。
記事はぜひ読んでほしいなと思うが、重要なことを述べている。
本当にその通りなのだ。何も見えなくなっている状態。これで全てが終わっているという絶望的な気持ち。
首にザイルをかけてから25年。「未来人」の視点から見れば、あの時のピンチなんて、死ぬほどのものではなかったと思う。
確かに就職氷河期が厳しい1998年。先が見えなかった。就職先はなかったし、受け入れてくれる研究室も見つからなかった。
研究室の同僚は電話にも出てくれない状態。希望が見えなかった。
けれど、まだ若かった。たったの27歳だったのだ。
27歳の時に27歳の若さを自覚することはできない。逆にいえば、26歳、25歳よりは年寄りだと思ってしまうだけだ。
けれど、51歳の今から見れば、圧倒的に若い。やり直しできる年齢じゃないか。
ただ、そんなことを暗闇の中にいる人に言っても、聞いてもらえないかもしれない。
だから、時間を活用してほしい。
そう、いわゆる「日にち薬」というやつだ。
そう、何事も永遠に続かない。それだけは分かってほしい。だから、死ぬのを伸ばしてほしい。
どうせ人は死ぬのだ。だったら、死にたい気持ちを先送りしてほしい。その間に色々なことあるから。絶対に。
もし1998年のあの時死んでいたら、21世紀も見られなかった。医者にもなっていなかったし、本も書いていなかった。子供もいなかった。あのドラマもこの漫画も見ることができなかった。
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