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【就活】就職四季報の活かし方

就職四季報(総合版 2025年/2026年版)を購入した。就活生との面談の時に参考にするためである。

毎年11月末から12月上旬にかけて、新しい年度版が店頭に並ぶ。

就職四季報(総合版)

就職四季報とは

さて、就職四季報とは、就職四季報のサイトによれば下記の通りである。

人事部に直接聞きたくても聞けない!
5,000社の最新情報がこの一冊に集約

就職四季報なら、採用実績、有休取得状況、採用実績校、業績、残業時間など会社の実情を知るための情報が満載です。

就職四季報

就活生にとっても「採用実績、有休取得状況、採用実績校、業績、残業時間など会社の実情を知るための情報が満載」とのことなので、東洋経済新報社の回し者でも何でもないが、これらの情報を就活に活かさない手はない

就職四季報の種類

就職四季報は、下記の4種類がある。

  • 総合版

  • 優良・中堅企業版

  • 女子版

  • 企業研究・インターンシップ版

総合版

今回私が購入してきた就職四季報は「総合版」だ。上場企業を中心に、5000社ほどの企業情報が掲載されている。就活を進めるにあたって、まずはこの一冊を手元に置いておきたいところだ。

優良・中堅企業版

中堅企業やベンチャー企業の4,300社ほどの情報が掲載されている。地元の有力企業やベンチャー企業の情報を知りたいときは、「優良・中堅企業版」を手に取ると良いだろう。

女子版

女性版」には、女性にとって働きやすい会社かどうかを判断するための情報が掲載されている。具体的には

  • 女性の役職者数

  • 新卒3年後の離職率(男女別)

  • 産休、育休の期間の長さ

などが掲載されている。

企業研究・インターンシップ版

企業研究をしたいときや、インターンシップの情報を調べたいときに重宝するのが「企業研究・インターンシップ版」だ。

大手企業を中心とした1120社ほどの会社情報とインターンシップ内容が掲載されている。どのようなインターンシップ選考が行われるか、本選考直結かどうかなどの記載もある。

就職四季報に掲載されている情報

ここでは就職四季報(総合版)に掲載されている情報について挙げてみよう。

会社の基本情報

  • 基本情報(本社所在地、社長、資本金、業績など)

  • 企業理念

  • 今後力を入れる事業

  • 企業の特色

  • 求める人材

これらの基本情報は一通り押さえたほうが良い。特に「求める人材」は、自分に合致しているか、合致しているまでいかなくても目指す方向かどうかは確認したい。

ちなみに、「(株)サカタのタネ」の「求める人材」はストレートだ。

花や野菜を愛し、誠実で粘り強く仕事に取り組む人

待遇に関する情報

  • 平均年収

  • 初任給

  • 賞与・休暇

  • 有休消化年平均

  • 月平均残業時間

  • 配属勤務地

  • 平均勤続年数

  • 離職率・離職者数

  • 3年後新卒定着率

初任給は、各種手当がどこまで含まれているのか分からないので鵜呑みにしないほうが良いが、参考にはなるだろう。

3年後新卒定着率が75%を下回るようであれば注意が必要だ。

採用に関する情報

  • エントリー受付開始、終了時期

  • 採用プロセス

  • 支給交通費

  • インターン経由選考の有無

  • 選考ポイント

  • エントリーシート通過率

  • 応募倍率

  • 男女別採用実績

  • 文理別採用実績

  • 採用実績校

記者評価

記者評価」についてはその会社に対する記者の評価が客観的に記載されている。目を通しておくべきだろう。

まとめ

掲載されている企業の基本情報・待遇・採用などのデータは、実は各企業のアンケート回答をもとに作成しているが、東洋経済新報社が確認してまとめているため、客観性の高いデータと言えるだろう。

業界ごとに企業が分類されているため一覧性がよく、同じ業界の企業を比較するのにも役立つ。すべての項目には回答していない企業もあり、何か裏があるのか察してみるのも面白い。

採用に関する情報は、過去問などを中心にワンキャリアや就活会議のサービスでも充実した情報が得られるが、やはり企業が直接回答している就職四季報の情報を一度は当たっておくべきだろう。

マスターカードの有名なキャッチコピーに「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」というものがあったが、就職四季報に掲載されているデータはしっかりと把握しておき、掲載されていない情報はOB訪問で収集したり、就活サービスのクチコミなどを参考にするのが良いと思う。


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