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就活に役立つかも ChatGPT DALL-E3


DALL-E3とは

DALL-E 3DALLE3)は、OpenAI社の画像生成AIで、テキストプロンプトを入力してそれに基づいた画像を生成するものだ。ChatGPT Plusユーザー(と Enterprise ユーザー)が利用できる。

ChatGPTの画面で「GTP-4」のところをクリックし「DALL-E 3」を選択すると、DALLE3が動作するモードになる。

入力プロンプトに、たとえば次のように入力してみよう。

22世紀からやってきた猫型ロボットが、部屋の机の引き出しから現れて驚く少年

DALLE3

このように、入力テキストに沿った画像を生成してくれる(デフォルトで2枚の画像を生成してくれるようだ)。なかなか良い出来だと思うのだが、どうだろうか。

ただ、左側の猫型ロボットはやや怖い感じになっている。この猫型ロボットを親しみやすい感じに変更したければ、そのようにプロンプトで指示すればOKだ。これはスゴイ。

猫型ロボットの色は青色で、親しみやすい表情にしてください

DALLE3

確かに親しみやすい表情になった!

その後、あの国民的漫画の猫型ロボットに似せようと入力プロンプトを工夫したが、下記の画像が精いっぱいだった。

DALLE3

これはDALLE3の限界というよりは、あえて有名人や人気キャラクターに似せないような制限が組み込まれているのかもしれない。何も言ってないのに四次元ポケットみたいなのが付いているのは逆に不自然じゃないか(笑)。

さて、本題に戻って、このDALLE3をどのように就活に生かすか考えてみよう。

自由記述の自己PRにDALLE3を活用する

エントリーシートなどに「自由なフォーマットで自己紹介/自己PRをしてください」といった自由記述の設問がある。

例えば、サントリー社では過去に「今までの人生における『挑戦』または『創造』の経験について」といった自由記述の設問を課したことがあった。

自分の経験や自己PRなどを白紙に自由に書いてください、と言われてもなかなか難しいものである。イラストが得意な就活生は、フリースペースにイラストをうまく散りばめつつ、印象に残る自己PRを作成することができるが、そうでなければ難易度は高いだろう。

そこでDALLE3の出番である。

例えば飲料メーカーのある会社から「自由なフォーマットで自己紹介/自己PRをしてください」という設問を与えられたら、DALLE3を使用して挿絵を描いてしまおう。

ガクチカが「体育会のテニス部での活躍」であれば次のような画像はどうだろうか(もう少しイラスト風にしたほうが良かったかもしれないが)。スポーツ飲料らしいボトルを手に持っているところがポイントだ。業界に寄せるというやつである。

DALLE3

そして、「コミュニケーション能力を生かして、未来の自分がプレゼンしている様子」も描いてもらおう。

DALLE3

これらの画像を自由記述の余白に掲載すれば、面接官の印象に残ること間違いなしである(これらの画像は一瞬で作成したもので、まだまだ洗練させることが可能だろう)。

イメージトレーニングにDALLE3を活用する

さて、就活をしていれば調子の良いときもあれば悪いときもある。調子が悪いときでも、未来の良い出来事をイメージすれば、気持ちが前向きになるかもしれない。

そこで、内定通知を電話で受けた就活生をDALLE3で描いてもらい、良いイメージを持続しようという作戦である。

さっそく描いてもらった。

DALLE3

「後ろで猫が小躍りしている」とプロンプトに含めたので、そのようになっているが、なぜか猫たちの表情はやる気がない感じである。

男子就活生版も描いてもらった。

DALLE3

今度は、猫の驚き方が激しすぎる。内定電話が「ちゃおちゅ~る」で有名な「いなばペットフード株式会社」からだったかのような驚き方である。

まとめ

いかがだっただろうか。DALLE3を使えば本当に簡単に画像が生成できる。ちなみにこの記事のタイトル画像もDALLE3で生成した画像である。

写真のようにも、イラストのようにも、アニメ風にも生成できるのが嬉しい。出力された画像に対して、プロンプトで「ここをこう変えて」という指示ができるのもスゴイ。

この記事では「自由記述の自己PRなどにDALLE3を活用する」、「イメージトレーニングにDALLE3を活用する」という例に留めたが、他にも就活で役に立つシーンが多くありそうだ。何なら、DALLE3を究めて、そのことをガクチカにしてしまうというのも有りなのかも知れない。

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