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番外編<迷子の高齢者>

 今朝、散歩の途中で駐車場のところに80歳前後の高齢女性を見かけ、その後30分ほど経った時にもまだそこにいて、なんだか様子が変なので、「どうかしましたか?」とお声をかけてみました。
 雑談をしながら、「どちらにお住まいなんですか?」「どなたかとご一緒に住んでいらっしゃるのですか?」と質問しましたが、答えがあやふやで、最初は姉と一緒に住んでいると言ったのに、しばらくしてから孫と一緒に住んでいるという感じで、どうやら認知症で迷子になったらしいと判断したので、110番に電話を掛けました。

 女性の様子と現在地・自分の名前を告げ、お巡りさんが来るまではそこにいてほしいと言われたので待っていたら、すぐに自転車で駆けつけてくれました。警察官の服装を見て、女性が怒り出さないかと少し気がかりでしたが穏やかに会話が始まったので、あとはお任せをしました。

 知り合いのおじいさまは埼玉県東松山市から自転車で荒川をこえて都内で発見されたり、別の方のおばあさまは以前静岡県に住んでいて、歳をとってから神奈川県相模原市に転居し、相模川を大井川だと思いこみ、河川敷を歩いていたところを保護されたそうです。

 警察庁によると、認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になったとして2022年、届け出があったのは前の年より1073人多い延べ1万8709人で、統計を取り始めた2012年から毎年増え続けていて、10年間でおよそ2倍になっています。また、過去に行方不明者の届け出があり、昨年1年間に死亡が確認された人は491人に上っていて、歩き回っているうちに交通事故に遭うケースもあるということです。

 私は2年程前に、足立区の認知症サポーター養成講座を受講し終了後に、オレンジリングと言われるリストバンドをいただきました。

 


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