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iPhoneデータ消失事件

先日、ショッキングなことが起こりました。

私は普段モバイルSuicaなんですが、飲み会の帰り道、電車を降りて改札を出ようとすると、通れない。

なぜ。

ふとiPhoneを見ると、なにこれ…背景もアイコンもすっかり生まれ変わって、はじめましての状態。

電車に乗ってる間に規約の更新画面のようなものが表示されて、何かに承諾させられた覚えはあるが…

思い出そうとしてもお酒のせいで頭にもやがかかって、はっきりと思い出せない。

改札の駅員さんに「スイカで入ったのに、スイカがなくなった」とわけのわからないことを言い、「時間も時間ですから(終電)」と言われ、現金で精算して帰宅しました。現金持っててよかったよ。

無意識に初期化したんだろうか。酔ってたとはいえ、さすがにそれはないでしょ。ないと信じたい。

翌日、何が起こったのかを知りたい一心で、サポートセンターに問合せたら、犯人がわかりました。

犯人は、iPhoneのアップデート不具合です!!

iOS17へのアップデート、バグが多いらしい。

そういえば、事件の日の朝、「アップデートが完了しました」という通知がスマホに出ていました。だから、無事に終わったと思っていました。

でもね、アップデートによるデータの消失は、完了画面の表示から時間差で起こるというのです。

完了表示のあとも、iPhoneの内部ではアップデートの処理が進んでいて、今回のiOS17では内部的なアップデートがすべて完了した暁には、規約の更新画面が出るという。

Apple IDの登録メールアドレスに規約の更新通知が届いていました。0:36。それが私のiPhoneのXデーでした。

たしかに、いうよね。アップデートの前にはバックアップしとけとか、いつデータが飛ぶかわからないからバックアップしとけとか。

でも、スマホを使い始めてからこれまで、アップデートでデータが消失したことなんてなかったよ。全然気にかけてなかったよ。バックアップなんてめんどくさいよ。iCloudもデータパンパンだし。

そんなに危険ならアップデートをほいほい進めてこないでおくれよ。

といろんな感情が沸き起こりましたが、アップデート時に消失したデータはバックアップの復元以外には戻らないそうです。チーン。

結局、いくらバックアップしろって言われてもさ、痛い目に遭わないと変わらないよね。って私なんだけどさ。

“痛い目に遭わないと変わらないよね”つながりで、ひとつ思い出しました。

エニアグラムでも、ショッキングな出来事が起こらないと変化しない、と言われているタイプがあります。

それはタイプ8、通称ジャイアンです。

タイプ8は生来のリーダー、ボスです。力強いリーダーシップでまわりの人間を引っ張っていきます。

勝負の世界に生きており、動物で例えるなら王者ライオン。トランプ元大統領。

タイプ8はタフで、本能的に行動します。過去や未来に思いをはせて悩むことはなく、常に"いま"を生きています。

また、言葉を選ばない傾向があり、心理戦はしません。思ったときには口走っています。メールの文章は短く、レスが早い。完結。結論を急ぐ傾向があります。

生来の迫力があるので、平常モードでも怖いと思われがち。

本人はうじうじ悩むことがない。

それにゆえに、まわりの人間の心の動きに気を配るという発想を持ちにくいのが、このタイプの特徴でもあります。

あれこれ悩むタイプは相手にも投影しますからね。

そのため、タイプ8は、命の危機にさらされるとか、部下が一気にやめて業務がまわらなくなるとか、相当ショッキングな出来事がないと、人との関わり方を見直すという考えに至らないのだそうです。

部下が一気に辞めるなんてぞっとしますよね。お店開けられません。業務止まります。

タイプ8の部下がこんなショッキングな辞め方をするのは、ひとえに怖いからです。

怖すぎて、一人ではタイプ8に立ち向かえません。

かといって、業務やお客さんのことが気になっても、他の人がいなくなったあとに残ろうもんなら、恐ろしい上司の集中攻撃にあうのが目に見えているので、残るのも無理です。

だから、我慢の限界に達したある日突然、部下は示し合わせてみんなで行方をくらまします。

そのときはじめて、タイプ8は、まずは猛烈に怒りますが、落ち着いた頃に、自分のやり方に何か問題があったのだろうか、と、自身を見つめ直すんですね。

結局、痛い目に遭わないと変わらない。

でも、痛い目に遭う前に変われると、回避できます。人の言うことに耳を傾けるって大事ですよ。遠い目。




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