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コロナ禍と美容室にいかない理由

かれこれ10年以上自分で髪を切っている。
セルフカットできるなんて、手先が器用で節約できるしいいよね。といわれたらそうかもしれないが、ただ単に、美容院に行くのが嫌で、美容師に話しかけられるのが嫌で、髪型を説明するのも嫌というそれだけの理由で自分で切っている。
だが、自分で切るのもたまにめんどくさい時もある。
それこそ、いい美容師さんがいたら全然通っていいと思っている。
多分、友達や知り合いで美容師の人がいて、その人の性格が楽で、尚且つカットが上手とかだったら、その人だけに切ってもらいたくて通うかもしれない。
だが、周りに美容師の友達もいないまま現在に至る。
千円カットに行くのも、高い美容院に行くのも、種類が違うだけで結構ハイリスク。
千円カットに行ったらうざい会話は一切ない代わりに、運が悪ければやばい虎刈りにされ、急いで帰宅してバリカンとハサミでトリミングして結局自分で綺麗に仕上げる、という二度手間が発生することしばし。
高い美容院に行けば、プライベートな社交辞令な会話に辟易して、さらにカットもさして上手ではなかったり。
自分の髪質がややくせ毛で、高いカットだとしてもさして仕上がりがお値段以上に見えないことが多いのもある。

こないだ、歯のお手入れで歯医者さんに行った時の話。
その担当の歯科衛生士の女性がやたら、その辺の美容師並にグイグイ話しかけてくる。コロナ禍で客が減ったせいで客に親近感を持ってほしいのか、よくわからないアプローチ。「お仕事は何されてるの?今日はお休み?」とその辺の美容師並みの質問内容。
適当に「オフィスワークです。今日は休みです。」と答える。
そのあとも、保険対象外のクリーニングの方が全然効果があるという営業トークが続く。

アパレルショップのURBAN RESEARCH(アーバン・リサーチ)に行くと、「声かけ不要バッグ」なるものを店頭に置いてある。
いいアイデアだと思うけど、あのバッグを持って店内をウロウロしてる人をあまり見かけたことがない。
あからさまに「声かけないで」がわかるのもビミョーな心理とでもいうか。
多分、時代の流れで不必要に話しかけないのが暗黙の了解になっている店が、実際は増えてきてるのかもしれない。

そんなワタシは今日も、コロナ禍関係なくまた自分で髪を切る。
ややの「夜霧のハウスマヌカン」を口ずさみながら。

余談:
「夜霧のハウスマヌカン」の作詞が、いとうせいこうだということを最近知った。ずっとてっきり秋元康だとおもってた。
以上。

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