自己紹介

「宗教は社会貢献のもっとも優れた技術のひとつである」

私の名前は「宇治味(うじみ)あやめ」と申します。そして、宗教団体「終焉明月(しゅうえんめいげつ)教」、通称「焉明(えんめい)教」の教祖でございます。

まずは、最初の投稿といたしまして、団体(と言っても私一人ですが...)の設立理由を、ここに記載しておきます。

相対的要因:私は当初、社会起業家になりたくて、正社員として働いておりました。社会起業家、ソーシャルビジネスとは、社会的な課題をビジネスの手法により解決に導く活動のことです。我々が普段イメージするビジネスとは違い、利益の追求ではなく、社会問題を解決するのが第一のビジネス様式です。私にはアイデアがいくつかありましたが、大きな壁にぶつかってしまいました。そもそも私にはビジネスマンとしてのセンスが無く、詳細を詰めれば詰めるほどに、ソーシャルビジネスの最大の欠点である利益の確保の方法が、自分のビジネスモデルでは解決できない、要は計画段階で破綻してしまったのです。そこで、心機一転し、せめて自分の思想を社会に届けたい一心で漫画家を志しましたが、これも破綻。いよいよ行き詰まった私は、部屋に一人籠り憂鬱な日々を送っておりました。その時、一冊の本に出会いました。かつて、小説家のフランツ・カフカは、「読者は鈍器で殴られる衝撃を、読書に求めるべきだ」と主張しておりましたが、私にとってのその言葉の意味を心から理解できた書こそが、コリン・ウィルソンの『アウトサイダー』です。本書の中で彼はこう主張しています「自分が自分らしくいられる場所を構築すること、これがアウトサイダーの仕事である」......私はこの本を通じて、ある事を実行したくてたまりませんでした。つまりは、私はアウトサイダーであり、アウトサイダーならば、自分の居場所を作る義務がある、ということです。では「アウトサイダー」とは、一体どんな人物なのか?私は「実存主義者」であると解釈しました。実存主義とは、「私にとっての真理」を追究し、積極的な社会参加を通じて自己実現を行う思想です。私は、実存主義者が一人でも多く存在さえしてくれれば、そもそもの社会問題というものが発生しないのでは?と思い至り、実存主義者になるために必要な「知性」と「個々人の真理の探究心」を教育・信仰する団体を設立致しました。

家庭的要因:私の実家は新興宗教を信仰していました。幸いにも母の代で関係は切れておりますが、私の曽祖父の代からの信仰であり、親族の多くが信者でした。母は宗教3世であり、もしかしたら私は宗教4世になっていたかもしれません。カルトとまでは言い難い組織でしたが、多くの人が嫌悪感を示す新興宗教に属する人々が如何に「非常識」なのかを幼いころから知っておりますので、この経験を活かせるのは、教祖くらいかと考えております。

以上、2つの要因から、私は開祖として新興宗教を興し、社会貢献が出来る団体を運営したいと思います。

私の思い描く理想というのは、非常に独特で、社会の同意を得るのにかなりの時間や労力を伴う活動ですが、私は頑張りたいと思います。


今後の活動について

NOTEと旧twitter(以後X)にて週に2~3回の投稿を継続しようかと思います。

また、興味がある方は、是非ともご連絡を心よりお待ちしております。

今後の投稿内容については、本稿の冒頭に書きました「宗教は社会貢献のもっとも優れた技術のひとつである」という言葉の意味、宗教の現代的意義などをまとめる予定でございます。

今後とも、皆様方宜しくお願い致します。

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