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タクトの練習

音楽の流れ、音の運動という言葉がありますが、水の流れが重力によって起こされるように、音楽の流れに関係するのがタクト、拍子です。リズム、メロディとともに重要な音楽要素で、タクトがきちんと感じられる演奏はルバートしたり、テンポが変化しても自然に流れたものになります。逆にタクトが薄い音楽はいつ止まるかのようで流れず、また酔っ払いのようにふらふらつまづきそうな感じになったりします。
ずっとタクトの重要性をあちこちで訴えている私が、実際に普段やっているステップを使ったタクトの練習です。付加効果として、足を動かすので、全身の血行が良くなり、体のバランスも良くなるので、不要な力が抜け、音が良くなります。また、注意が足の動きにも向かうので余計なことを考えなくなり、演奏が安定します。普段のスケール練習などでも行うことができ、効果が高いですし、テンポを落としてもいいので、実際に曲の練習でも使ったりします。ガヴォットなどの舞曲は生き生きとしてきます。例えばパガニーニのカプリス6番などにはとても効果があると思います。

タクトの練習.pdf(Google Drive)
https://drive.google.com/file/d/1qsPGRo8JhFLJN_hXxaiOyg5XTsY0tmf6/view?usp=sharing

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