見出し画像

本質と表面

「毎日撮影、編集でお待たせしているお客さんがいるから,インスタグラムの投稿を止める。」

お客さんや、第三者のことを思ってのことでの判断だったが、少し違うような気がしてきた最近。
もちろん、「その時間があったらレタッチへ」という思いはあるのだけれど、
「楽しみにしているお客さんのために、、、」という思いもあるのだけれど、
本質的に見ると、クリエイティブ職である以上、発信を止めるというのは、むしろ
自己の仕事を完結していると言えないのではないか。
多くの価値観と触れ合うこの職にとって、価値観を言葉にして共有できていないことはむしろマイナスなのではないか。
そう、考えるようになってきた最近。

「本質を捉えていないと、進んでいるようで止まっている。」
大木スタジオさんという、山梨県のスタジオさんにお世話になっている。
写真の世界というのは、飛び込んでみて初めて分かったが、流れがとても早い。ブライダルに関しては持って2ヶ月毎、広告にしても半年も持たない。何が?
うまく言えないが「空気、勘」の話。
昨日「あーいいなー。」
今日「古いな。」
の繰り返し。そこから話を戻すと、お世話になっている方々は、この勘を掴むのが早いし、そして、すぐに捨てる。
「でもね。根っこは同じなんだよ中村くん。」

本質と表面的なところを猛烈なスピードで行ったり来たりしながら、
その過程を残していくこと、常に最新を表現していくこと。

いやー。悩みしかない。猛烈に悩んでいるのだけれど、
それと同時に、猛烈に吸収していて、プラトーを感じられないようなそんなスピード感が、たまらなく気持ちいい、

秋が来る。明日も撮る。明日も作る。明日を作る。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?