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「イクメン」という言葉が無くなる日

今日(日付け的には、もう「昨日」だけど)、下の子二人を連れて散歩がてら公園に行った。

先に何組か親子連れが来ていて遊んでいたのだけど、全てのご家族の組み合わせが「父と子」だった。

一昔前は「母と子」の中に「父と子」が一組で珍しい感じだったのに、今はその逆。ホント、時代は変わったなぁ、と思う。


私が一番上の子を産んだ8年前は、「お父さんとお母さんと子」で歩いてるのもちょっと珍しい感じだったのに、今は抱っこ紐で抱っこしてるのもお父さん、ってのも珍しくないもんねー。(いや、実際、子どもが「お母さんじゃなきゃ嫌だー!!」ってならない限り、抱っこ紐はお父さんがした方が合理的だよ。重いもん、ちびっ子(笑))


「イクメン」という言葉が出てきたのって、確か上の子を産んだ後くらいだったと思うけど、初めて聞いた時、マジで「保父さん」の事だと思った。だって、お父さんは「お父さん」で、わざわざ「育児をする男性」という意味の言葉を作ると思わないもん。


江戸時代の父親の育児参加は当たり前で、その後WW2後辺りで父親が家庭を顧みない程に外の仕事一辺倒になる価値観が広がって、そこからまた「お父さん」を取り戻す為にあの手この手でやってるのの一つが「イクメン」という言葉での啓蒙なんだと思う。

だから、そういう意味では「時代が変わった」というより、1回崩れたのがまた整ってきたのかな?という気もする。

なので、「イクメン」という言葉に頼らずとも当たり前に「父親」になっていく人も、これからますます増えていくと思うし、「イクメン」という言葉が死語になる日も遠くないのでは無いかと思う。

実際、ちゃんと「お父さん」してる男性ほど「イクメン」という言葉をあまり好まない気がするしね。


「イクメン」がここまで普及するまで、短く見積もって5年くらい?この流れでいくと、10年後には無くなっているかな、と思う。まぁ、15年後には確実に無いだろうな。「お父さん」が当たり前になってるよ、きっと。


いつの日かわからないけど、「イクメン」という言葉が無くなって、それぞれの家族が、それぞれにとってベストな形であれる世の中になっている事を願います。

ここまでお読み頂きありがとうございます!重度のアトピー(癌だった疑いあり)から医者にかからず回復中の一男二女のお母さんです。日々の出来事から感じたことや考えたことを綴っています。元気になったら表現活動や新月材を使った場所作りなどしたいことが沢山あるので、応援宜しくお願い致します!