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taecoara
草原の輝き
草原の輝けるとき
花美しく咲きしとき
再び帰らずとも
嘆くなかれ
その奥に秘めたるものを 見出すべし
私が離婚して街を出るとき
近所の中学生二人が
暗唱して見送ってくれた詩です。
家族ぐるみで仲良くしていた人達でした。
できるなら
できるなら
嘘でも、まやかしでも、
虚構のガラスの夫婦のままでも
いたかった。
そしたら、そのままで、
愛する人達や犬や猫と
別れなくてすむのにと。
人格障害の彼へは
到底求められない願いでした。
私の心に深く深く
秘めたるものがあるとすれば、
それはかなしみなくしては
宝物にはならないものです。
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