ステップ練習を考える#4【間合い】と【角度】実践練習
【間合い】と【角度】がある程度理解出来たら実践練習をしていきましょう
【間合い】の時にやった約10m離れたところからスタート
ディフェンスは同じように左右一歩ずつ位しか横には動けませんが、ゆっくり前に出てください
ポイントは二つ
ディフェンスが近づいてきてるので、必然的にステップを踏むタイミングも早くしないといけない
人間が近づいてきてるというより、守備範囲である見えない半円が近づいてきてるというイメージを持つ(フラフープを持って進んでも良い)
ある程度慣れてきたらディフェンスの前へ出るスピードを5割、7割、と段階的に上げていく
ディフェンスのスピードが上がると見えない半円との距離に余裕が無くなるので【角度】を変えていかなければいけない
これにも慣れたら、ディフェンスの前へ出るタイミングや速さをランダムにする(全く出ない、最初は前に出て途中で止まる、最後だけちょっと出る等)
こういった実践的な練習になると目的を忘れがちになるので注意
この練習の目的は【間合い】と【角度】だけ
間違っても人を抜くことでは無い
さらには上手いステップを踏むことでも無い(ステップ出来る人は踏んでも良いけど、それが目的では無いという事)
これは指導者も選手も勘違いしないように
そもそも、ディフェンスの左右の動きを制限してるのだから抜けて当たり前なわけですから
指導者が注意する点は【間合い】と【角度】の二つだけ
それ以外は気になる事があっても無視!
あと、こんなケースも全然成功なので頭に入れておいてください
選手によっては早くから仕掛けるのが苦手な人もいます
そういう人は右のように自ら間合いを詰めに進んでからギリギリで避ける方が合っているかも
要は、半円を避けれればどんなコースを走っても成功だということ
これを繰り返し行う事で【間合い】と【角度】、そして半円のイメージが体に染み付いていくはずです
やっているうちに上手くいかなくなったら、また【間合い】だけの練習に戻ったりしながらやってみてくださいね
ここまでやれば、ステップスキルを学ばずとも、試合の流れの中では避けたり抜けたりする事がちょっと増えると思います
でも、その回数をもっと増やす為にはステップスキルを学ぶ必要がありますと思います
次回はその導入部分である【ズラす】をテーマに書いていきます
《参考文献》
【ステップ練習を考える】を書くにあたり「魔法のように人をズラす ラグビー最強のステップ(奈良秀明)」を参考にさせて頂いています
ステップレッスンやってます♬
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?