ステップ練習を考える#3【角度】
ステップ練習で忘れてはいけない順番を一つずつ深掘りしていく
1.間合い
2.角度
3.ズラす(コミット)
4.ステップスキル
前回の【間合い】の練習方法を読んだ人の中にはこう思った人もいたでしょう
いや、実際の試合でそんなに遠い距離ってほとんどなくね?と
その通りです
でも良いのです
前回はとにかく【間合い】だけにフォーカスした練習でしたから
ということで今回は【角度】
選手に聞きながら進めていく
前回の【間合い】の練習である程度理解しているという想定で進めます
こんな感じで言います
「ゆーたって、実際の試合じゃボールキャリアとディフェンスがこんなに離れている事もあんまり無いよね笑 じゃぁ、実際の試合だったらこれくらいかな(と言いつつAを2m位まで近づける)」
今一度半円を描いてから
「では問題です。この距離からステップを踏んで半円を避けて抜くにはどうすれば良いでしょうか?」
答えは半円に沿って走る
まぁ、これしか無いですよね
言葉で答えて貰うのも良し
実際にやって貰うのも良し
答えに辿り着くのは難しくないと思います
次に、先程やった遠い距離でのコースと今のコース、何が違うかを比較してみる
指導者か選手に二つのコースを走ってもらい、ステップした足から走ったコースをグラウンドに線を引く(芝生ならロープで対応)
二つの線の何が違うかを聞く
答えは【角度】
走ったコースが可視化されているので誰か答えてくれるでしょう
そこで、【間合い】と【角度】の関係を説明します
「ステップで抜けきれない選手の多くが、この【間合い】と【角度】の意識が低い。相手との【間合い】が近いのに【角度】を変えずに相手の半円(守備範囲)に自ら飛び込んでいる。逆を言えば、【間合い】と【角度】をしっかりと意識出来れば、すごいステップをしなくてもけっこう抜ける。」
これ、本当です
いわゆるセンスのある選手なら、ここまで伝えただけで急に抜けるようになります
今一度念を押しておきますが、ここまでにステップスキルの話は一切していません
それほど【間合い】と【角度】は大事だと考えています
それでは次回は、もう少し実施的な練習にしていきます
《参考文献》
【ステップ練習を考える】を書くにあたり「魔法のように人をズラす ラグビー最強のステップ(奈良秀明)」を参考にさせて頂いています
ステップレッスンやってます♬
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