見出し画像

【ぐるっとパス2024・2周目3】松岡美術館/レガシー~美を受け継ぐ

松岡美術館でのお約束の楽しみは、この猫に会えること。

「猫の給仕頭」ディエゴ・ジャコメッティ(Diego Giacometti)1967年

この猫にご挨拶して、中庭の水盤のお花も確認。今回は、

紫陽花が涼しげだった。2024年6月22日(土)


松岡美術館のコレクションの展示。写真撮影が許されたものをいくつかご紹介。

「コンピェーニュ近くの古びた製粉所(オワーズ県)」シュザンヌ・ヴァラドン 1914年

ユトリロの母親・ヴァラドンの作品。言われてみれば、ユトリロの描く絵と似てる。


「若い女」マリー・ローランサン 1937年

マリー・ローランサンが描く女性は、黒目勝ちのぼんやりした表情が多いが、この絵はそこまでではない。私はフライヤ―の裏面↓にある絵よりこちらの方↑が好き。

フライヤー裏面。マリー・ローランサンの絵は「帽子をかぶった少女」1924年頃。


天気の良い土曜日でもこの静かさ。絵画が展示してある部屋は人がいるが、部屋によっては独り占めが味わえる瞬間がある。


この展示会で、一番心惹かれたのがこの作品。
古代中国のフィギュア

女性よう加彩かさい 婦人」8世紀・唐時代

加彩:ゆうをまったく用いず、鉱物質の絵の具(顔料)で彩色したもの。

中国では古い時代から、人が死ぬと死後の世界があり、そこでの生活があると考えてきました。そのため権力者や貴族たちは、大きくて立派な墓を作り、死ぬと、召し使いたちや家来、馬や馬車などもいっしょに墓に埋めました。これを殉葬といいます。しかし文明がすすむにしたがって、生きた人をいっしょに埋めるのは「かわいそうだ」というので、木や石、土や「やきもの」などで作った人形に代え、また動物やいろいろな道具なども作って一緒に副葬ふくそうしました。
人の形をかたどったものを「よう」といいます。

京都国立博物館

当時の色彩豊かな姿が見たかった。

ぐるっとパス2024で2周目、行ったよ
1. 泉屋博古館東京 1,000円
2. 熊谷守一美術館 700円
3. 東京都庭園 1,400円
4. 松岡美術館 1,200円

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?