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読書

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記事一覧

人生は要約できない

今シーズン、全勝おめでとう! 相手は1部のチームだから、厳しいことは予想できたが、よくぞ勝…

らら
3週間前
16

【読書】「百年の孤独」ガブリエル・ガルシア=マルケス

読書は自分の楽しみのためのものだから、参考になるようなレビュー付きで記事を書くのでもなけ…

らら
3週間前
28

【読書】「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子

直木賞と山本周五郎賞、ダブル受賞しただけある。心が疲れている時にお勧めしたい一冊。 ある…

らら
3か月前
19

【読書】「死神の浮力」伊坂幸太郎

世間様から遅れてやってきた、私の「伊坂幸太郎」ブーム。 娘を殺された小説家の山野辺は、一…

らら
3か月前
14

【読書】「しろがねの葉」千早茜

第168回直木賞受賞作。 石見銀山で女だてらに働く女性の成功譚、を期待して読んではいけない…

らら
5か月前
12

【読書】「死神の精度」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎はだいぶ以前に1冊手に取ったが、私には合わないな、と全く読んでこなかった作家さ…

らら
6か月前
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【読書】「泣かない女はいない」長嶋有

気持ちの揺れ、動きを丁寧に描く、短篇2作。本の題名「泣かない女はいない」がちょっと扇情的だからと言って、重厚な恋模様を想像してはいけない。 読書会に参加するので、本読みさんが自分の好きな本、作家について熱く語る機会に接する。読書会でリアルな人となりに触れていて、その方が全作品読みたいといっていた作家が「長嶋有」だった。その方はこのnoteに日記を書いていらして、それが実にいい。別けあってフォローはしていないが、どこにいけば辿り着けるか分かっているので、読みに行く。ご家族との

【読書】「山の音」川端康成

川端康成は「雪国」に続いて2冊目。「雪国」よりは読みやすかったが、次、読書友がお勧めして…

らら
6か月前
20

【読書】アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth)画集~古本屋さんデビュー

私がよくやらかすのは図書館から借りて、買うんだった!と思う本があること。 ワイエスの画集…

らら
6か月前
14

【読書】「正欲」朝井リョウと「ロリータ」ウラジミール・ナボコフ

「ロリータ」言わずと知れた、ロリコンの語源となった本。カバーの裏表紙がこの本の特徴を余す…

らら
9か月前
14

【読書】「彼女たちのいる風景」水野梓

一気読みだった。 出産によって主流路線から外されてしまった凜。 シングルマザーとして、やん…

らら
7か月前
10

【読書】「団地のふたり」藤野千夜

え、こういう本も読むんですか!と本の趣味の傾向が似ている方の書評に上がっていた本。硬めの…

らら
7か月前
20

【読書】「画家とモデル」中野京子~世界で誰ひとり知らなかった世紀の密会

ジャケ買いという本の買い方がある。中身以前の装丁が好きで本を買うこと。「画家とモデル」は…

らら
7か月前
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【読書】「雲母唐長 文様レターブック」トトアキヒコ/千田愛子

東京都庭園美術館で「源氏香図(げんじこうのず)」の文様を見て、徳川美術館で買ったこの本を思い出した。 厳密に言ったら「便箋の集まり」で、「本」ではない。画集が見るだけでいい本であるように、これも「見ている」だけで心洗われる美しい「本」だ。 それに「はじめに」と「おわりに」の文章が実に良い。心静かに、キチンと生きよう、自身から放たれる言葉を美しく保っていこうと噛み締める。 この美しさは是非、この「本」を手にとって感じて欲しいのだが、色の美しさの一端だけでも共有を。 ”色