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読書

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記事一覧

【読書】「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子

直木賞と山本周五郎賞、ダブル受賞しただけある。心が疲れている時にお勧めしたい一冊。 ある…

らら
1か月前
19

【読書】「死神の浮力」伊坂幸太郎

世間様から遅れてやってきた、私の「伊坂幸太郎」ブーム。 娘を殺された小説家の山野辺は、一…

らら
2か月前
13

【読書】「しろがねの葉」千早茜

第168回直木賞受賞作。 石見銀山で女だてらに働く女性の成功譚、を期待して読んではいけない…

らら
4か月前
12

【読書】「死神の精度」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎はだいぶ以前に1冊手に取ったが、私には合わないな、と全く読んでこなかった作家さ…

らら
4か月前
15

【読書】「泣かない女はいない」長嶋有

気持ちの揺れ、動きを丁寧に描く、短篇2作。本の題名「泣かない女はいない」がちょっと扇情的…

らら
4か月前
16

【読書】「山の音」川端康成

川端康成は「雪国」に続いて2冊目。「雪国」よりは読みやすかったが、次、読書友がお勧めして…

らら
5か月前
20

【読書】アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth)画集~古本屋さんデビュー

私がよくやらかすのは図書館から借りて、買うんだった!と思う本があること。 ワイエスの画集を図書館から借りて、借りる期間を延長しても返しがたかった。買うしかない。しかし、もはや中古市場にあるのみ。 ネットでも買えるが、画集は中を確認してから買いたい。 画集の古書専門店がヒットした。 天気もよい、近くにあるおいしそうなイタリアンも調べた、行こう! GAZZO(ガッツォ) お肉たくさんで最後の方は、連れがいたら絶対あげてた。 お店のスタッフの働きぶりが気持ちよく、私は一人だった

【読書】「正欲」朝井リョウと「ロリータ」ウラジミール・ナボコフ

「ロリータ」言わずと知れた、ロリコンの語源となった本。カバーの裏表紙がこの本の特徴を余す…

らら
8か月前
14

【読書】「彼女たちのいる風景」水野梓

一気読みだった。 出産によって主流路線から外されてしまった凜。 シングルマザーとして、やん…

らら
6か月前
10

【読書】「団地のふたり」藤野千夜

え、こういう本も読むんですか!と本の趣味の傾向が似ている方の書評に上がっていた本。硬めの…

らら
6か月前
20

【読書】「画家とモデル」中野京子~世界で誰ひとり知らなかった世紀の密会

ジャケ買いという本の買い方がある。中身以前の装丁が好きで本を買うこと。「画家とモデル」は…

らら
6か月前
27

【読書】「雲母唐長 文様レターブック」トトアキヒコ/千田愛子

東京都庭園美術館で「源氏香図(げんじこうのず)」の文様を見て、徳川美術館で買ったこの本を…

らら
6か月前
17

【読書】「ほどよく忘れて生きていく」藤井英子

転職しようか悩んでいる。現在の勤務先はホワイトな会社だ。セクハラもパワハラもマタハラ(も…

らら
6か月前
8

【読書】「死」宮崎学

勤務先の元上司に送らてきていた財閥系グループ広報誌に「メメントモリ」というコーナーがある。そのコーナーで写真家・宮崎学氏の「死」という写真集が紹介されいた。 お墓も戒名もいらない。私をおくる時はお経ではなくラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」でも流して欲しい。遺灰はふるさとの太平洋に撒いて欲しい。そんな死生観を持つ私にとってうってつけの一冊だった。 三体の動物の死が紹介されている。 「秋の死・ニホンカモシカ」 「冬の死・ニホンジカ」 「春の死・タヌキ」 死を貪り食う