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1日3食は必要なのか

人は1日3食は必要なのか?

結論から言うと、大人はしっかり3食は必要ないでしょう。

成長期の子供は別です。


私も数年前までは、1日3食毎日食べていました。

子供の頃から1日朝昼晩と3食食べるのが当たり前だと思って生きてきました。

朝その時は食べたくないけど、あとでお腹が空くからとバナナだけでも食べていました。それよりも前は手軽に安く買えて食べれる菓子パンを、実家では食パン半分と目玉焼き、ウインナーなどを食べていた記憶があります。

大学生になると周りの一人暮らしをしている人たちは朝面倒くさいし、まったく食べない人が多かったです。
友だちの家に泊まる時とかは朝用のパンを買ったりしていました。

朝はなにかしら食べるというのが当たり前の生活でした。


数年前、朝食べたくないけどお腹が空くからバナナを食べていくかといつも通り思っていましたが、食べたくないし一度食べずに行ってみるかと思いました。

すると意外と平気でした。時間が経つと空腹が気にならなくなりました。


朝食べないのは健康的にどうなのかと、科学的にどうなのかと気になり調べました。

色々調べていく中でこの本も読みました。


この方は極論もありますが、言っていることは基本的に正しいことが多いと私は思います。


1日3食がなぜ必要ないのかを書いていくのですが、逆にいつから人は1日3食食べるようになったのでしょうか?

それは江戸時代、元禄期(1688〜1704年)以降からだと言われています。

今から300年ほど前です。

人類が西暦でいっても2000年、縄文時代は1万6000年以上は生きています。

人類が何万、何千年と生きてきた中で、ここ300年でようやく1日3食食べるようになったのです。

ようやくここ最近なのか。という印象です。


では、なぜ江戸時代から1日3食になったのでしょうか?

それは主に2点あります。

1つ目は電気、灯りの普及です。菜種油が庶民の間でも広く流通するようになり、それによって活動時間が遅くまでになったのです。昔は陽が登って起きて、陽が暮れて寝る生活です。

2つ目は大火からの復興です。「明暦の大火」の後、町を復興するために、大工、左官屋などの職人たちが集まってきたことで、食を取りまく事情が変化したと考えられています。彼らは肉体労働で1日2食では足りないため3食食べるようになり、それによって外食産業が栄えていったとも言われています。


もともと、人は朝起きてひと仕事を終えてからご飯を食べます。

当時、冷蔵庫、添加物や保存料などありませんからなんでもかんでも保存が効くわけではありません。なので、畑で収穫したり、市場で食材を買ったり、それから調理をしてから食べます。今みたいに朝起きてすぐパンを食べたり、ご飯をチンして食べれる生活ではないのです。

そして、夕方またご飯を食べて暗くなったら寝るわけです。

1日3食も食べる暇はないですね。食べるために掛かる時間や手間が今とははるかに違います。

もっと時代を遡れば、食糧を採集したり、狩りをして獲物を取らないと食事にありつけないのです。

そうやって人間の身体はできていました。

なので、急にここ300年で1日3食、大人が毎日毎日、お腹いっぱい毎食食べたりするほうが人にとって普通ではないことですね。


ここ最近の習慣なので、人の身体にとって健康にもあまり良くないとも言われています。

腹八分がいいと昔からよく言われていますね。


1日3食ではなく、2食ないし1食の場合何時ごろに食べるのか。これは人によっては違いますが、まず始めやすいのは朝食を抜くところからです。

一般的に仕事をしてる人でも11時〜15時に昼食を食べ、17時〜22時くらいには基本的に夕食を食べるでしょう。

例えば夕食を8時に食べ終えて、次の日の昼食が12時だとすると、16時間なにも食べていないことになります。

最初はどうかと思いますが慣れると全然大丈夫です。むしろ、朝起きて昼食を食べるまでの空腹の時間が心地よくなります。

空腹時に人間の身体は栄養を吸収したり、老廃物を出すようになっています。

なので、常にお腹が空いていない状態、1日3食お腹いっぱい食べていると栄養を吸収したり、老廃物を出す時間がなく、身体は食べ物を消化し続けなければなりません。

そうすると臓器に負担がかかり続け、休む時間がありません。それが何十年と続くと色々な病気になるわけです。


健康にとってもちろん食べる内容も大変重要です。どういったものが身体に良いのか、悪いのかはまた別の記事で書こうと思います。


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