本にバラbig_note

書評とはPRである

箕輪編集室の #熱狂書評 pjtに携わらせてもらっています。
リーダーの清水さんが「書評とはなんぞや」についてnoteを書かれていたので、触発されて書いてみます。

書評とはPRである

結論はこのnoteの題名どおり「書評とはPRである」です。

はてなブログをやっておりまして、好きなことを書き散らかしてます。
月数冊程度の読書はしているので、ブログ内でも書評を書いていました。

各書評のAmazonアフィリエイトのリンクから書籍を買っていただいたりもしていました。

「書評」を書くにあたって色々調べていたときに出会った本が、
成毛眞氏の著書『本棚にもルールがある』

書評サイト「HONZ」を開設された成毛氏の書評論が次のように書かれています。
少し長いですが引用します。

p191「書評とは本を読んでもらうための文章である」
まず、書評の目的は、読んだ人に、紹介した本を面白いと思ってもらうことだ。そして、その本を買ってもらい、読んでもらうことに意義がある。
書評を書くときにイメージするべき文章は、書店の店頭にあるポップだ。本の間に並ぶあのカードには、その本を面白いと思い、買ってほしいという書店員の気持ちが凝縮されている。”
“書評に個人的な思い入れは不要だ。書き手がどんな経験をしてきた、どんな個性の持ち主かは、読み手には一切関係がない。書評は読書感想文ではないし、文芸作品でもない。極端なことをいえば、書き手がその本を好きか嫌いかや、良いと思うかは関係ない。ただ、面白いという事実だけを伝えることに全力を尽くすべきだ。

さらに成毛氏オススメの書評構成にも言及されています。

書評の文字量は書店のポップが理想。文字数にすると、1200字から2000字だ。”
“私がすすめる構成は「総括①→総括②→エピソード①→エピソード②→感想→著者紹介→挿絵や装丁→装丁読者→まとめ」”

書籍の宣伝を全力で行う、そこに書き手の個人的な感情は不要とまでおっしゃっています。
この定義に感動した僕は、構成を参考にしてブログで書評していました。

書評は特別なこと?

熱狂書評を発信していて思うことは、ほんんんんんんんっとうに書評を書く人が少ないこと!!!!

これもひとえに学生時代の"読書感想文"が効いているのだと思います。
好きでもない本を読まされて慣れない文章を書かされる。きちんとしたフィードバックがあるでもなく、なんだかモヤっとした感情だけが読書という行為にくっついてしまってます。
読書感想文というより『本屋さんになったつもりで自分の好きな本のポップを書いてみよう』としたほうがとっつきやすいでしょう。

読書をする人が減っているうえに、読んだ人が発信をためらうような状況はなんとかしたい。
『全人類発信者時代』を迎えているところなのに、吐き出し口が減ってしまっていては機会損失甚だしいですよ。

さいごに

あなたが「発信するまでに億劫になるポイント」がたくさんあることは十分理解できます。

書籍を読む
起承転結を気にしながら何度も読み直す
要点を絞り込む
文字を打ち込む
体裁を整える
不安を覚えながらも一呼吸を置く
投稿する
バズるのを待つ(バズらない)
反応もなくネットの海に消えゆく書評

どれもが「挫折ポイント」です。

まずは好きな書籍について一つだけ文章を書いてみませんか。SNSならTwitterがいいでしょう。
たかが140文字です。

書籍のまえがき数段落を読むだけでも、脳裏に色々よぎると思います。
「共感できる」「初耳だ」「理解できない」「ばかにしている」
なんでもいいです。
それを打ち込みましょう。

書評とはPRである。あなたの言葉で人を動かすのです。

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えんさん
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