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#20.【B.league 20-21】シーズンの1/4を終えて 東地区ver.

お久しぶりです。暫く更新をさぼっていたnoteですが、久々に時間ができたので書きたいと思います。3か月ほど更新が止まっていた理由に大したものはなく、しょうもない言い訳しかないです。

さて、コロナの影響により半年前には開催の可否が不透明だったB.leagueですが、無事10月に開幕しました。外国籍選手の入国遅れや、試合会場のコロナ対策(観客は収容人数の50%まで、声を出す応援ができない等)によりいつもとは違うシーズンとなっており、シーズンの1/4を消化してやっとドタバタ感がなくなってきたかなという印象です。

〇東地区

「富山の躍進に注目、そのほかは大方予想通り」

ここまでの注目は富山グラウジーズですね。開幕前、富山が東地区の3位に食い込んでくることを本気で信じていた人は少ないのはないでしょうか。オフシーズンに岡田選手や橋本選手、マブンガ選手など積極的な補強を行っていた富山ではありましが、ボールを持ちたい選手が多く、共存可否やディフェンスへの懸念があり「どうなるかわからないチーム」と思っているファンが大半だったと思います。事実、Bリーグの強豪チームはディフェンスを得意としていますし、昨季躍進した渋谷や秋田も同様にディフェンスの強度が売りでした。と考えると、富山の今期のチーム作りがいかに稀有であるかということが分かると思います。

⇒富山躍進の要因を他チーム(千葉、横浜)との比較から分析してみようと思います。

富山の平均得点/Gは89.1ptでこれは千葉の90.1ptに次いでリーグ2位です。3位の三河が83.3ptであることから、千葉と富山は今期のリーグで突出した得点力を誇るチームであるといえます。

私はスタッツを確認する前、てっきり富山は宇都選手やマブンガ選手が切れ込んでからキックアウトし、前田選手や松脇選手をはじめとする優秀なシューター陣が3Ptを決めるスタイル、つまり、3Pt偏重型のオフェンスを実施していると予想しておりました(試合自体は富山-横浜の1試合しか観ていない)。

しかし、どうやら違うみたい。

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※攻撃比率:FGAの中で2Ptと3Ptの選択比率、得点比率:総得点のシュート種類別の比率

富山の3Pt関連の数字は優秀ではありますが、他チームと比べて突出しているわけではありません(試投数と成功数はリーグ8位、成功率はリーグ9位)。一方、FG%やFTAはリーグ1位です。上記表をご覧いただければわかる通り、2Pt%の確率が60%あります。これはえぐいですね。そして、FTAが多いということは。宇都選手やマブンガ選手のドライブ+テイクファール→FT獲得で得点量産とった感じでしょうか(スミス選手は長いこと不在だったので、インサイドよりもドライブの影響と推測しました)。もちろん、中を絞ってDEFをすると外に開いて待っているシューター陣がノーマークになってしまいますし、守るのが非常に難しいチームですね。

面白かったのは、富山と千葉の得点比率が似通っていたことです。大まかに両チームとも2PT:50%、3Pt:30%、FT:20%という数字です。チームもそれぞれ東地区の2位と3位につけており、平均得点は断トツの1,2位です。FGの2Pt/3Ptの比率は横浜も含め3チームとも大きく変わらないので、いかにファールをもらってFTで得点を重ねているかという点がKEYになっているように思います。

今年のシーズンが終了したときに、富山が順位を維持していれば、ハイスコアリングゲームができるチーム作りというのが今後数年間のBリーグの新しいチーム作りのトレンドになるのではないかと期待しています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。(B)でした!

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