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『カードローン債務残高から分かる米国の経済』

現金以外の決済手段としてトップを占めている『クレジットカード』

タッチ決済が導入されてからは、少額のお買い物でも使いやすく、現金をチャージして使うものより手軽で無駄がないので、私自身はメインの決算手段として使っています。

そんな便利なクレジットカード。

今回は、米国のクレジットカード事情についてシェアします。

本日のテーマは、

『カードローン債務残高から分かる米国の経済』です。


米クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(通称:アメックス)が2023年度第4四半期、増収増益となったニュースを見かけました。

年会費の高いクレジットカードの重要が大きく、新規口座開設数が伸びたことと、

カードローン債務残高(貸すお金)が増えたことで、金利からの収入が増加し、

売上と利益が上がる要因となりました。

アメックスより、馴染みが深いVISAカードも好調な結果を残しましたが、


米カード会社全般、不良債権(返済できなくなった借金)や延滞率が上昇しており、信用コスト(返してもらえなくなった時に被るお金)も増加しているそうです。

それらは、米国の景気後退を意味しています。

米国はコロナ禍、政府による現金給付が行われ、消費が減ったことで手元に残るお金がたくさんある状況でした。

しかし、給付が2021年の春で終わり、消費もコロナ前の水準に戻ってきたことから、手元の現金が徐々に減少し、生活費を補うためにカードローンを利用する人も増えてきました。

それに追い打ちをかけて、最近の金利上昇によりカードローンの金利も上昇傾向にあるため、消費者の負担が増え滞納する人や返済不能となった人が増加しているというわけです。

今後も、米国のカードローン残高は増えていくと考えられ、消費者負担が増えることによる支出減少を抑えるためにも、やはり利下げはタイミングを見て行われると読んでいます。

それに伴い、株式市場も大きく動きそうなので、今後もウォッチしておこうと思います。

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