『奨学金返済はマイナスからのスタート』
家計管理や資産運用のアドバイスを受けていると、『奨学金返済』が負担となっているケースが多いと感じます。
奨学金返済があるのと、ないのでは人生にどのような差があるのでしょうか!?
本日のテーマは、
『奨学金返済はマイナスからのスタート』です。
独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、奨学金を受給している大学生の割合は、49.6% 短大生で56.9%と半数を超えており、受給者は年々増加傾向にあるとのこと。
奨学金の平均借入額約310万円。
借入金が、200〜300万円である学生は全体の4分の1を占めているそうです。
返済金額は平均約1.5万円/月を15年ほどかけて返済していきます。
学歴社会、大学に行くのが当たり前の時代。就職にも有利だと考えると、家庭に経済的余力がなかった場合は、奨学金を借りてでも行くしかありません。
返済は、就職してから半年後に始まり、いきなりマイナスからのスタートとなります。
もし、奨学金の返済がなく、その分を資産形成に回せていたら、、、
4%で運用したとすると、15年後には約370万円もの差ができてしまいます。
(毎月の返済金額はさほど大きくないと感じていても、15年も経てば元本の1.4倍ほどになっており、結構大きな差になりますね。)
奨学金返済がある方は、そんなマイナスのスタートをきりながら、
20代の若い世代は、もっと厳しい時代へと突入します。
例えば、
少子高齢化により、現在は現役世代2人が1人の高齢者を支えていますが、2050年には1人が1人の高齢者を支える『肩車社会』になっていき、社会保障料の負担はどんどん増えていきます。
そう考えると、
私達の世代が、きちんとお金に向き合って、次の世代に迷惑をかけないように対策していく必要があります。
私達世代が、お金のことを学んで次の世代に伝えていく必要があります。
他人事だと思わずに『お金と向き合う』ことから始めてみましょう!
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