始まりは不足から
割りと「あっあれがなくなったね」から始まる取り組みって多いと感じませんか?
今回はオカリナとピアノのユニット「音心」のパンフレットが後少しでなくなってしまうことに気が付き、新パンフレット作りを始めたお話です。自分がこういったものの作成をすることになろうとは、本当に思いませんでした。
構想を広げる
不思議なことに、今回のパンフレットは三つ折りで作ってみたいと感じていました。前回のものが薄い紙に印刷してしまったため、ものすごくちゃちな印象に仕上がってしまったのです。パンフレットの厚みはとても大切だということを実感しました。
そして頭の中のイメージをはっきりさせるためには、実際に紙を持ってきて折ってみないと、何もわからないものだということがわかりました。想像だけではその先に自信が持てなかったのですね。
最初の難問
そしてまず、どういう風に折るかという悩みが出てきました。
Zの下を最初のページとして作るか、その逆にするかという問題です。何度も紙をひっくり返しながら、しっくり来る方を考えると上の写真のようになりました。表紙を見て次のページに進むのに、1枚目をめくる感覚は大切と感じたのです。
文面を考える
割りといきなり作り始めながら、あーでもないこーでもないと進めてゆくことの多いえんじろうですが、今回はある程度内容などが決まっているパンフレットです。
そこで目も疲れにくい愛用のメモ帳「TeraPad」というソフトで、作っていく内容をメモしておきました。プロフィール文章は提出することも多いので、文字数も数えましたが、その数え方が1文字ずつ文字を選択してゆきながら口でカウントするという原始的なもの。選択範囲が何文字化教えてくれる仕組みがほしいと思いました。
ギリギリ210文字を切る量に収まりました。
今気が付きましたが、このnoteに下書きしたら、文字数カウントしてくれましたよね。頭が回らなかった。
表紙製作開始
これでようやくスタートラインに着けました。と思ったのですが、A4三つ折りのテンプレートというものを作っていませんでした。まずは印刷会社に出すための台紙作りからという状態ですが、普通のA4印刷のためのデザインをいじる形でなんとかしました。
ここからがいよいよデザイン開始です。まず浮かんでいたのは表紙だけ背景の色を変えるというものでした。前回が空をイメージした青系にしたら冷たい印象になってしまったので、今回は大地のイメージで暖かさを表現したいなと感じました。
黄色系統が浮かんできました。
そして感と勢いで
ここからは勢いがあるときに勢いに任せて進めます。えんじろうの中での制作ってそんなものだと思っています。
多分接続の悪いネット環境みたいなもので、イメージバンクとつながる短な時間があって、接続が続いている僅かな時間で一気にイメージを具現化してゆく感じです。よく判らないことを言っているでしょうか?作曲のときにも同じような心境になります。
色が付くとそれだけでだいぶ進んだような気分になりますね。勢いで表紙に用意していた文章を書いてみます。
イラスト入れ
今度はなんのパンフレット化判るように、ピアノとオカリナのイラストを入れることにしました。
ピアノはAIが簡単に描いてくれて、背景もクリーム色で頼んでおいたのでかなり良い感じになりました。便利な世の中で幸せです。実は木のおもちゃっぽいイラストも作ってくれて、それもかなり良かったのですが、オカリナがどうしてもトトロに出てくる壺型のデザインばかりで、僕の知っているオカリナじゃないので不採用。
結局オカリナは以前写真館で撮影してもらったMenaglioがアルトとテナーで並んでいるものをチョイス。なにせこれがクリーム色の絨毯の上で撮影したものだったので、背景にマッチさせやすかったのです。
Windows10標準の「フォト」というアプリには、レタッチという機能がありまして、それを使うと絨毯のボコボコした様子をなかったものにできました。Googleの「消しゴムマジック」的な機能かな(使ったことない)
それでも写真の外と中との間には、いかにもはめ込みました的な色の境目ができてしまいます。そこでこの写真の上にグラデーションを付けた四角形を置いて、端にゆくほど背景色の黄色になってゆくようにしました。
表紙の完成
楽器のイラストはちょっととろっとした感じになりましたが、その分文字は目立つ。昔「土音」さんというデザイナーを目指しておられたオカリナ愛好者さんが作ってくださった「音心のロゴデザイン」を入れて完成!
続きのページ制作
三つ折りだと全6ページ構成になるわけで、完成したのはその1ページだけ。まだまだ制作は続きます。
表紙をめくるとまず来るのは「プロフィール」がいいなと考え、裏面の製作を開始しました。
テキストの書き込み
予め乗せたい文章をテキストで興しておいて正解でした。
配置とかボーッとした全体の雰囲気などを考えるモードと、文章を考えるモードは違うらしく、あっちこっちするとえんじろうの脳がフリーズしやすいんです。まっいっかになってしまうといけませんから、この手順は踏んでよかったと思いました。
結局その後に文章の修正はしていますが(笑)
プロフィール文章も文字数を大切にしながら新たなものを考え直しました。今回えんじろうの紹介部分は100本以上のオカリナを所持しているというインパクトある部分を強調。百を漢字にしてちょっと自分らしさをアピールしました。
これまでは作家さんが作ったオカリナを「未加工で吹く」を大切にしていたのですが、なかなかその意味が伝わりにくかったように感じていました。今度はどうなるかな?生きること、全てが実験なのかもって思います。
プロフに続いて活動歴をちっちゃく書きました。ここでは主にCDの存在をアピールできれば良いかなと思っています。
一番右のページがちょうど背表紙になっている部分です。ここには音楽事務所ガイアトーンの情報を記載し、シンプルにしました。後ほど音心のロゴを小さく加えました。
背景の追加
そしたらこれらの文字を引き立てるように背景を入れます。プロフィール写真はなるべく現状に近いものが良いと考え、これまで使っていた宣材写真として撮ってもらったものから脱却。今の髪型に合わせたものにしました。
上のは1次加工済みの画像から、更に不要部分を切り抜いている様子です。
経歴表示の背景には、緑の広場に並ぶ椅子の写真を使いました。音心の写真がちょっと右の方を見ている感じなので、その先にお客様がくつろげそうな椅子の写真を合わせたという感じです。いかがでしょう?一応考えているでしょ?
演奏ご依頼の案内制作
最後にまた裏面に回り、この領域には2ページ分に渡り「演奏依頼を考えておられる方」に向けてのご案内を作りました。
ホールと喫茶店という2つのはっきりした種類の違うステージ写真を入れ、その間に案内文を持ってくるという構想が浮かんでいました。
実は前のパンフレットにもそのような目的のページがあったのですが、とにかく色々な場所というのを強調したくて6箇所くらいの写真を小さく載せたのですね。それを後から冷静に見ると、単なる演奏した場所自慢に見える時があって、目的をうまく果たせていないなと感じたのです。
音楽もそうですが、本当にやって反省の繰り返しですよね。そしてそれが続くということは、それもまた楽しいのでしょうね(なぜ他人事?)
いままで文章だった案内を、演奏依頼に関しては簡潔な「Q&A」方式にしてみました。
その直上に連絡先を入れて、これで良いかなというところ。
まとめ
これから印刷に出し、今後のライブの際には皆様のお手元にお届けできるかなと思います。
ぜひ皆様に出来を確かめて頂けたら嬉しいです。そしてお友達に広げていただくために利用してもらえたら嬉しいです。
目の負担もありますが、使えるうちは使えることに感謝してちゃんと使いたいというのが、えんじろうの考えです。
あっ印刷する紙の厚みを吟味するという、まだ重要な課題も残っていました。それでは失礼します。
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