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やらなくちゃに潜む心

生きていると何かと「追われるような気分」になることが多くないですか?えんじろうは何にも追われず縛られない気持ちの時期と、絶えずなにかに追い立てられるようなそんな気持ちの時期とが交代でやってくるような気がしているのですが、みなさまはいかがでしょうか?

今回はこの追われる感覚「やらなくちゃ」に隠れ住む心を探求してみます。


僕と天邪鬼

多分誰しもが少なからず、右と言われると「じゃあ左はどうなの?」と考えてしまう気持ちがあるのではないでしょうか?昔はよく「天邪鬼あまのじゃく」と言われましたね。
えんじろうの中には、そんな天邪鬼が産まれたときから住み着いています。ん?違うな、自分の1部が天邪鬼なのです。

ずる賢そうな子鬼のイラスト

定義を探ると

アマノザク、アマンジャクメ、アマノサグメなどとも称され、漢字は天邪鬼を当てている。昔話の瓜子姫を代表として、民間説話に多く登場する想像上の妖怪。

現在も、性質が素直ではなく、人に逆らう者を称して通常用いられる。
天邪鬼は神や人に反抗して意地が悪く、さらに人の心中を探り、その姿や口真似を得意とするところに特徴があり、最後には滅ぼされるという悪者の典型を示す。
主人公である神の正しさと勝利をよりきわだたせる脇役として設定され、結果的には善と悪二つを対照させる効果をあげている。

また天邪鬼は山中にある妖怪の一つとも考えられている。
たとえば栃木県や富山県、岐阜県などでは山姥やまうばをいい、秋田県、茨城県、群馬県、静岡県などでは口真似をするというところからこだまをアマノシャグ、アマンジャクと呼んでいる。
さらに神話に登場する天探女あめのさぐめも天邪鬼と共通性があると認められる。

ジャパンナレッジより引用

扱いとしては最悪ですね(とほほ)
何にもまず逆らい、相手の心を読むのが得意で、意地悪で、口真似で相手を囃し立てる。結果、悪としてやられ役となる。

天邪鬼って本当に悪?

何なのでしょう!この親近感。
いる、着実に自分の中の基礎部分にこいつはいると感じられます。何かを考えるときに、その思考はこいつの目の前を必ず通っている。

そしてこいつは、僕を今の僕としてつなぎとめている大切な意識でもあるという気もします。
なにせえんじろうの天邪鬼は、外にだけ逆らうのではなくえんじろうの意見そのものに対しても逆らった考えを展開してくるんです。だからこいつの監視がなければ、色んな方向に暴走する人間になっているのが想像できちゃうんです。

だからえんじろうの1部が天邪鬼によって形成されているという事実も含めて、それを捨てたいとか切り離したいとか、あまり簡単に「悪者」という気持ちにはなれなかったりします。
もっと単純に言えば、思考のブレーキとして機能していると思います。

やらなくちゃの表裏

さて本題の「やらなくちゃ」という感覚ですが、えんじろうはこれって何かをラッピングした感覚のように見えます。

カラフルな袋に何か入っているイラスト

きれいなラッピング

外側は早くこれをやらないとみんなに迷惑をかけちゃうかも知れない。誰かを待たせてしまう。しっかりやらないと悪い評判が立っちゃいけないから。よく思われたいから。いやいや善は急げって言うでしょ?早くみんなを喜ばせてあげるには、まずはとにかくやらなきゃ。
こんな感じで綺麗に感じる言葉で色んな感情をまとめ上げている。

実は中には必ずある

でもこのカラフルでとても良さそうなラッピングの中には、かならずあれがあるんですよ。もうそれは「やらなきゃ」といった時点で綺麗なラッピングの中にちゃっかり入ってるんですよ。
「本当は◯◯だけどやらなくちゃ」という形で。

そう「本当はやりたくないけど」が元にあるから、やらなくちゃの「なくちゃ」があるんです。逃げられない事実だと思います。
えんじろうは曲を作るときにも楽譜を作るときにも、どれだけ「ものすごくやってみたい」気持ちが強いときであっても、この感覚がわずかにあることを知っています。でもそれより遥かにやりたい気持ちが強いからやっているというだけなのです。

面白いでしょ?

凌駕する力の源泉

じゃあこの天秤に乗っている「本当はやりたくないけど」を、反対側のお皿に乗せるだけで簡単にふっ飛ばしちゃうほどの「ものすごくやってみたい」は、どうやって生まれると思いますか?

上皿天秤のイラスト

答えは「決断」の有無

僕は何かを「ものすごくやってみたい」と思えるとき、考えてみれば当たり前ですが自分で決断をしているのです。他人からのアドバイスが元だったとしても、突如自分の中から生まれた衝動だったにしても、必ずこの自分で決断をしたときに「ものすごくやってみたい」が起動するんですよ。

割りと単純な答えだなあと思うかも知れませんが、その通り単純な答えでした。でも当事者である時には気づきにくいなあとも思います。
心配性のブレーキ役たる天邪鬼をふっ飛ばしてまでやりたいことは、自分の中から現れるんだってことですね。えんじろうには結構な発見でした。

外部からの圧力には?

実は困ったことに、他人に「やっておくべきだ」と言われたことに関しては、大いに「やりたくないけど」の部分を巨大化させる効果があります。これまさに天邪鬼ですな。
それでもやるためには生まれた反発心以上の決断をするか、適当にやることで(本当はやりたくない)という意志をこっそり成果に埋め込んでおくかの2つ。
本当こうなっちゃうんですよね。人間がみんなこうなのか、それはあんただけだという話なのか。その答えを知るのは怖いからこんなこと普通書かないけれど。今回は本当に素直な気持ちで書いてみています。

真実を映す鏡のイラスト

まとめ

何だか判らないけど気が乗らないとか、ついあれを「やらなきゃ」と口走ってしまうようなことがあった際には、思い出してみてください。
あー今はまだ「やりたくない」気持ちが強いんだなあと。やらなきゃと思っている間は本当にやりません。やりたくない(やらないということをやりたい)のだから。わーおもしろい。

そんなときには、まず本当に自分がこれをやりたいのか?やったらどんなにわくわくすることが待っているのか?それを想像した上で、やるかやらないかを「自分で決める」ということをしてみるのが良いんじゃないかなと思います。
えんじろうがそう言ってたからやりたくなくなったそこのあなた、あなたの中の立派な天邪鬼さんに「いつもご苦労さま」と伝えてあげてくださいねと、僕の天邪鬼からの伝言でした(笑)

立派な鬼のイラスト

今回はAIと一緒にたくさんのイラストを用意し、それを修正したのですが、上の天秤のイラストには右のお皿の上に天邪鬼を置いておきたかったのです。でもどんなにやり直しても天秤のど真ん中の上だったり天秤すらない単なるお皿の上だったり、思ったものは作れませんでした。
いつかそういった細かな注文にも、AIが広い心で対応してくれるようになるといいなと思いました。

・・・と終わるつもりだったのですが。

証明しましょう!

これで終わらせないえんじろうです。自分で決めた結果生じる「ものすごくやってみたい」の証明を、ここでしてみせます!

実現させたイラスト

1.画像編集ソフトで天邪鬼の背景を取り除く
2.オフィスソフトで天秤画像に天邪鬼画像を重ねる
3.楕円で影を作り天邪鬼の足元背後に配置

手動で作った手順

これまで蓄えた知識を総動員して、AIが作ったイラストを材料に理想の画像を実現することもできるのです。
人の「ものすごくやってみたい」の力って、すごいんですよ。どんな手を使ってでも進めちゃいますから。オカリナの生徒さんにもその手段を伝えられる講師になりたいです。オンラインレッスンも行っていますよ。お気軽にご相談くださいね。



#enjiro #えんじろう
#やらなくちゃ #意思 #決断 #天邪鬼 #行動

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