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報告 Car-Denホール

先日7月23日、音心は愛知県みよし市の「Car-Den ホール」にて、ライブを行って参りました。Car-Denでこれまで続けてきた「投げ銭ライブチャージ」方式は、今回が最後となることでしょう。
Car-Denはこれから老朽化に伴う長期改装工事に入ってしまうとのこと。その後どのように使われてゆくのかはまだ未知で、ライブが再開されるのかどうかは判らないようです。

ではそんな中、パーカッションの太田氏と3人で行ったライブの様子をご報告いたします。


晴天の出発

2m圏内のキジバト写真

出発前、車で待機していたら、そのすぐ外をキジバトが歩いていました。その距離2mを切っており、車の窓越しではこちらを認識できないようです。羽の模様がとても美しいです。
でもこれ、虫たちからしたら相当怖い存在ですね。

浜名湖を横目にの写真

お天気に恵まれる音心。この日も改正の空の下を走っていました。青い海(湖)と青い空っていう状態ですね。

会場到着

風船と空の写真

ちょっと早めに到着したので、向かいにある「愛知牧場」入り口の喫茶店にいました。暑さが尋常ではありませんでした。

入り口へ

Car-Denの看板の写真

Car-Denは11時からの投げ銭ライブの方々で賑わっていました。満車状態で、またまた待機です。

後ろを向いた石像の写真

さて、私は誰でしょう?

ウェルカムカッパの写真

何でなのか判りませんが、Car-Denの入口前にはこの「ウェルカムカッパ」がいます。確かもう一体、看板を持っているのがいるはずです。

内部へ

玄関の写真

懐かしさと緊張感を覚えるCar-Denの入口。
ここからはNCHナチュラルカメラマンH氏と、K氏から頂いた写真とともにお届けします。感謝します。

天井が青い写真

たぶん2階のギャラリーの風景ですが、Car-Denに入ってまず目に入ったのは青くライトアップされている天井でした。久しぶりに伺うと、変化も大きいというものですね。

テーマパークのような写真

まるでテーマパークに来ているみたいでした。

準備開始

看板の写真

のんびりしているとあっという間に開演時間です。

音響設置中の写真

今回は持ち込みの音響機器とお店の機器を接続してもらうため、そちらの件でもスムーズに行くのかと緊張していました。
音響の緊張感は演奏の緊張感と同等のものがあります。音響もまた1つの出演者なんだと思います。本当は演奏の間中ヘッドフォン付けてチェックを続けていたい気持ちなんです。

物販看板の写真
新商品の写真
物販コーナー全体写真

そうしている間にも、皆様の助けで物販コーナーが完成。

パーカッション組み立て中写真
音響機器とMicroPianoの写真

太田さんのパーカッション、りょうこさんが今回使用するMicroPianoと、準備はどんどん進んでゆきました。

サウンドチェック

サウンドチェックの様子

自分たちの中でのバランスを取り、会場の機材からの聴こえ方を確認し、バランスも確認し。
演奏しながら外に出る音を聴くことができないので、2階で録音して聴かせてくれる仲間がいたりと、ありがたいです。

会場全体写真

そんなこんなしているうちに、演奏30分前。この時間はあっという間です。
2階に上がって着替えなどして、待機していました。

準備完了

マイク越しに天井を仰ぐ写真
パーカッションを横から撮影した写真
ステージ全体写真
準備完了のステージ

お客さんもたくさんいらしてくださったのですが、何故か駐車場側では「満員」という案内をされてしまったようで、入れてもらえなかったという声も後から伺いました。
椅子もたくさんあるし、投げ銭で自由席なのに満員で断るケースは自分たちのここでのライブではこれまでになかったので、その辺りのお店との感覚の違いがあったことを反省しています。入れなかったという方に、本当に申し訳ないことをしてしまいました。
ごめんなさい。

演奏開始

入場中の写真

夏だから赤い派手めな服で入場しました。太田さんは黒系、りょうこさんは緑系でした。

3人の演奏写真

1曲めはりょうこさんはMicroPianoでのスタート。3人が1つの写真に収まっています。

カフォンを叩く太田氏の写真
りょうことえんじろうの写真
ピアノを弾くりょうこの写真

Car-Denの白い地面のステージをいっぱいに使って、演奏が展開してゆきました。

楽器の特性

それぞれ相手にないものを持っている楽器同士の組み合わせだから、存分に自分の能力を発揮し会える。そんな風に感じます。

太田氏のカフォンは、実は面を回転させることで音色を切り替えられる多機能なものです。
えんじろうのオカリナも持ち帰ることで雰囲気が一変します。
りょうこさんも生ピアノとMicroPianoを使い分けて、元気の良い音と温かい音を使い分け、割と幅のある音楽になったのではないかと思います。

ピアノ主役の演奏

ステージと手前のライトの写真

CD九十九神より、主を待ちてというピアノが主人公の曲も演奏しました。1年半りょうこさんを待ち続けた倉庫に預けられたピアノが主人公の曲。

えんじろうと太田氏の写真

太田氏によるシンバルの盛り上げが、曲を引き立ててくれます。手前には色んなバチがあり、それによっても出てくる音が変わるんですね。

MCと集中力

MC中のりょうこさん

りょうこさんのMCはいつもながら穏やかで落ち着いていて、すごいなあと感じます。

MC中のえんじろう

えんじろうはこの日はまた落ち着きない感じになっていました。Car-Denには変な緊張を誘う要素があり(会場のせいにするな)、初演奏の頃の張り付く緊張感が未だに顔を出すんですよね。克服したつもりの「無音が怖い」という焦りが再燃してしまいました。

それに加え、オカリナ選びをしながらのMCがとても良くないと改めて反省しました。選ぶときは選ぶだけ、しゃべるときはしゃべるだけ。2つのことができないことは痛感しているのだから、未だにそれをやろうとする愚かさが、どっちつかずにいい加減風なMCになってしまうんです。
改めて、いい加減学習しないとって思いました。

ヤモリ君の写真

Car-Denの壁にいるヤモリ一家。配置やデザインって微妙なものなのでしょうから、これもセンスなのでしょうね。
というわけで反省文から気を取り直して。

Menaglio TC管

大きなオカリナを前にするえんじろうの写真
Menaglio演奏中

今回持ってきているオカリナの中で1番大きく重たいテナーC管を使った演奏です。息もそうですが音量も出るので、音割れしないようにマイクとの距離感に配慮しています。

定着の空が呼んでるよ

カリンバとオカリナの写真

アカペラのみで演奏してきたオリジナル曲「空が呼んでるよ」は、今回も新たに作った音心バージョンで演奏しました。Car-Denでは初披露です。

太田氏ソロとえんじろう
ブラシを使う太田氏の写真

太田氏のソロタイムですが、カリンバのリズムモードでちょっぴり参加。その後はもちろん。

カリンバソロのえんじろう

カリンバのソロも演奏。
ただ出だしで足がもつれかかる演奏になってしまい、口と手が違うことになりかけました。
今回は悔しさで「あーもう」となるどころか、あまりのおかしさに自受けしてしまっていました。そのまま笑顔で復旧。
まあこういうのもありかなという感じで許してもらいました。

りょうこさんも楽しそうな写真

りょうこさんが体を曲げて演奏してますね。なんか楽しそう。

ラストはカナリヤ

MCをするりょうこさん

ラストはりょうこさんの曲紹介で「カナリヤ」を演奏しました。
Car-Denの音心のお客様にとってはおなじみの曲ですが、やはり思い出深い曲です。ラストに相応しいかと思いました。

カナリヤを吹くえんじろう
Car-Denのライトとステージ
最後の音を絞り出すえんじろうの写真

カナリヤ名物の光景ですが、最後の1滴まで出し切っています。

自由と心

MCをするえんじろう

その後でアンコールを頂きました。誰にも頼んではいなかったのですが、用意はしていました。なのでやれるかどうかはお客様次第かなと思っていました。流れ的にはやらなさそうな雰囲気でしたが、アンコールをくださった方がおられたので、ありがたく演奏できました。

こんな風にちょっとずつですが、現場の流れに身を任せる行動も取れるようになってきています。変化は小さくてもいつも前に進んでいる感覚はあるのでやめられません。
今の歩みが許されていることにも感謝ですし、それは暖かなお客様に恵まれているからだというのも感じています。

だからまだ色々不自由を感じていた当初の「カナリヤ」に比べると、今のカナリヤは少し悲惨さは減っているのかなとも思います。
時間とともになんでも変化している諸行無常な「今」だから、ライブはそんな「今現在」をお届けする場だと思います。2度と同じことは怒らない瞬間だから、それを僕らは丁寧に楽しむ。そんなところを見ていただく。

そんなことを伝えたかったのですが、しどろもどろでちゃんとMCでお伝えできたのかが不安です。単に喋り過ぎだったようにも思えたりして。まだまだ発展途上ですが、だから先があるって信じてます。

時は続く

太田氏の写真
えんじろうと太田氏の写真
りょうこさんの写真

というわけでアンコールは「時は続く」というオリジナル曲で終了となりました。

一同お辞儀の写真

終演後のひととき

とっても幸せな演奏後のひととき。
りょうこさんはお客様とお話され、えんじろうは物販で作品をご紹介させてもらえる。自分の思いを拙い伝え方であっても興味をもってもらえることは、本当に光栄でありがたいことですね。

物販するえんじろうの写真

でも実は、こういうときもいつも後から自分の配慮足らずさを感じてしまい、落ち込みそうになるんですよね。もっと上手に楽しくなるように話せなかっただろうかとか、楽譜の説明が返って面倒くさそうに思われやしなかっただろうかとか。
なかなか成長に時間がかかる分野のようです。

お客様と話すりょうこさん

記念撮影

出演者記念撮影

NCH氏の提案で、いつも忘れてしまう記念写真を撮っていただくことができました。
時間のない現場での行動に慣れてしまい、こういうのをいつも忘れてしまうんですよね。ありがたいです。楽器を持ちながらはいいけど、太田氏のカフォンの存在感が凄まじいですね(笑)

スタッフ団らん

電飾のある壁と楽器

ギターやチェロ(かな?)と共に、電飾で飾られている壁。
演奏後はゆったりした時間が幸せです。

リンゴジュースとLEDの写真

テーブルにはリンゴジュース。無効には青色LEDが輝いており、配色が良い感じでした。

しずく型電球の写真

天井からはしずく型ライトが下がっており、不思議な感覚です。

特に何か話したくて仕方ないわけでもないのですが、関わってくださった人たちが会話している様子は好きです。よく「集団の中にいると安心する」と言う人がいますが、こういった感覚のことなのでしょうか?
普段はあまり思わないどころか、返って人がたくさんだと不安に鳴るのですが、演奏後の一時だけは違うみたいですね。

ご褒美たち

チャーハンセットの写真

近くの押し目に出向き、みんなで打ち上げをしました。これもまた、Car-Denで何かをした後の楽しみの1つでした。チャーハン香ばしくて美味しかった。

帰り道

高速を高速で走る写真

プロモードで時間と明るさを調整してスピード感を感じさせる撮影に挑戦していました。何度も試した中の比較的良い感じだったやつです。

10本のオカリナとカリンバの写真

ただいまの楽器たちです。10本のオカリナが活躍しました。今回は種類もなかなか豊富でした。

カリンバの写真

今回もブルース調Fキーのカリンバが活躍しましたが、即買いされることはなく帰って参りました。このキーで3回くらい出演しているので、だいぶ良い感じで音程が安定してきています。

まとめ

久々のCar-Denさんでの最後の投げ銭ライブ。たくさんの方に楽しんでいただけていたならば嬉しいなあと思います。
15年続けていてもまだまだな点も多いと思います。でも進んでゆく感じを味わい続けられていることは本当にありがたいなと感じます。

暑い中起こしくださったお客様に、話を聞いてCDや楽譜を手に取ってくださった方に、ご一緒してくださった太田幸仁氏に、感謝でございます。
愛知では二川や西尾での演奏もあります。Car-Denとは雰囲気も異なり、間近で楽しめるという良さもありますので、そちらも気が向いたらお楽しみいただければ嬉しいです。

まだまだ暑い日々は続きそうですが、皆様どうかお元気でいてください。



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