名曲の宝箱 曲紹介2
発売から1ヶ月半が経とうとしているニューアルバム「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第2弾」ですが、ここらへんでそろそろCDの中身を1曲ずつ丁寧に紹介していこうかなと思います。
まだCDをお買い上げでない方はもちろんのこと、すでに手に入れられている方も、えんじろうがどんな音色のなんというオカリナを使ってどのような思いで奏でているかを知っていただけたら嬉しいなあと思います。
今回は3曲ずつ分けて紹介している中の2回目でございます。
さとうきび畑の唄
傷ついた心を素朴に伝えてくれる「天オカリナ」のアルトC管と、それを通り過ぎる風のように静かに撫でる「Tiamo 黒陶プロオカリナ」のアルトG管のコンビで奏でました。
どちらも素朴さと風の要素を持った音色で、実は両者共炭になるまで熱を通した炭化焼成という作り方をされているオカリナ。この手のオカリナは割れ物の楽器の中でも特にデリケートです。だからこそ奏でられる曲があると思います。
アレンジも風を浴びてそよぐさとうきびたちが、何かを伝えたがっているように口々にざわわを連ねている様子を表現したくて、輪奏のような雰囲気を盛り込んでいます。中間部では何かを伝えるかのような強い風が一瞬吹いてくる。そんな部分もございます。
一面に続く黄緑と青い空をイメージしながら、聴いて(吹いて)いただきたい曲です。
線路は続くよどこまでも
元気よく歯切れよくカラッと歌い上げることが得意な「オリオンオカリナ」のアルトC管と、パワフルに大地を踏み渡るような力強さがある昔の「アケタオカリナ」のアルトG管がタックを組みました。
この曲ではただでさえ音域が狭いオカリナなのに、アレンジに転調が含まれています。音がむちゃくちゃ響いてやかましいほどのトンネルを抜けると、そこに踏切があり、それを超えると一気に風景が開けて広大な自然を見ながらちっぽけな自分を感じることができる。
そんな、えんじろうの体験を転調の瞬間に込めてある曲です。まあこれ、地元の鉄道に窓を開けて乗っていた頃の体験なのですけどね。窓を開けて乗車できる鉄道なんて、今どき絶滅状態ですよね。エアコンの方が良いし(笑)
キラキラ星
夜空の澄んだ空気を表現するのによく似合う「加藤オカリナ」のアルトC管、そしてそれを柔らかく包み込むような温かい音色の「Thousand Leaves オカリナ」のアルトG管。結局またこのコンビが登場しますね。吹き心地には差異があるので吹き方に調整は必要なのですが、音色というか組み合わせの相性は結構好きなのですよね。
実はこちらの曲も転調を含むアレンジになっています。
最初は大地から澄んだ空にさまざま浮かぶ星たちを眺めているシーンから始まり、気がついたら体が宙に浮いて星たちと一緒に遊ぶようなシーンに変わってゆく。
ちょっとメルヘンチックな星の世界を楽しんでもらえる曲にしたいなあと言う思いを込めてアレンジをしました。実は特別に独立したパートとしてオルゴールっぽい音色を使っいます。
ご案内
この「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第2弾」は、コンサートの会場での手売りの他、BASEを利用した通販も行っております。興味を持たれた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
また、同時発売の「楽譜集」では、CDのすべての曲のカラオケ伴奏に加え、それぞれのパートを耳から学ぶこともできるガイドトラック付きのバージョンも収録されています。
購入された方からのお話では、自分が吹くパート以外のガイドをあえて再生しながら吹くと、疑似ハーモニーが楽しめて気持ちが良かったなどのご意見も頂いてます。
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