名曲の宝箱 曲紹介3
発売から1ヶ月半が経とうとしているニューアルバム「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第2弾」ですが、ここらへんでそろそろCDの中身を1曲ずつ丁寧に紹介していこうかなと思います。
まだCDをお買い上げでない方はもちろんのこと、すでに手に入れられている方も、えんじろうがどんな音色のなんというオカリナを使ってどのような思いで奏でているかを知っていただけたら嬉しいなあと思います。
今回はいよいよ3曲ずつ分けて紹介している中の3回目でございます。
千の風になって
細いけれど芯はある「銀河オカリナ」のアルトC管と、低音なのにふわっとした自由な「ひぐらしオカリナ」のアルトG管にコンビを組んでもらいました。風のオカリナの中でも音程を安定させるのに若干苦労しています。
この取り合わせは相性の良さというよりも、とにかく「風」というキーワードに沿ったものを選んだという感じです。実はこのアレンジは、第1段のCDができる前には完成していたものになります。三重奏の構成も割とシンプルな方だと思いますので、挑戦してみたい方はぜひこの曲からやってみるのも良いのではないかと思います。
音色などには手を加えてありますが、大半の部分は当時のままを再現するように努めました。
童神
こちらは優しさと清らかさを大切に「森の音オカリナ」のアルトC管と、すっと立ち上がり背後から支える「Tiamo 黒陶プロ」のアルトG管を選択しました。割と旋律を背負って前に立つものとそれを見守るものという役目がはっきり分かれました。
この曲では神秘性や美しさ、清らかさ、温かさなどの要素をふんだんに盛り込む用に編曲しました。インドっぽい雰囲気の民族楽器の音色も多数取り入れましたので、神秘的な感じになったのではないかと思います。
この世に生まれ落ちたばかりの赤ちゃんが持つ神秘的な雰囲気を表現できたらいいなと思って作りました。
竹田の子守唄
芯はあるが風もまとっていて更に素朴な響きの「風雅オカリナ」のアルトC管と、それをどっしりと支え込む「森の音オカリナ」のアルトG管のペアです。大地を感じさせつつも風の要素もはらんだちょっと珍しい取り合わせかも。
田舎のあぜ道をとぼとぼと歩きながら呟くようなシチュエーションで曲をアレンジしました。ちょっとしんどいような、そんな重たい気持ちで歩いている道はとても緑が豊かで自然に囲まれた美しい土地。人は同じ環境に長くいると、そのありがたみをつい忘れかけてしまう癖がありますね。
結構、人それぞれ自由にいろんな思いをいだきながら、この曲を聴いたり演奏していただけたら嬉しいなあと思います。
ご案内
この「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第2弾」は、コンサートの会場での手売りの他、BASEを利用した通販も行っております。興味を持たれた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
また、同時発売の「楽譜集」では、CDのすべての曲のカラオケ伴奏に加え、それぞれのパートを耳から学ぶこともできるガイドトラック付きのバージョンも収録されています。
購入された方からのお話では、自分が吹くパート以外のガイドをあえて再生しながら吹くと、疑似ハーモニーが楽しめて気持ちが良かったなどのご意見も頂いてます。
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