日本人は信仰深くて、スピリチュアルな国民なのか?
日本人は、年の暮れには除夜の鐘、年明けには初詣に行きます。他にも結婚式、葬式、七五三、縁日など、寺院仏閣は私たちの日常生活にしっかりと入り込んでいます。
では神や仏の存在を信じている人はどれだけいるのでしょうか。
電通総研・日本リサーチセンターの調べによると、日本人で神の存在を信じている人は全体の35%です。一方、アメリカ人は95%です。死後の世界は、日本人は31%で、アメリカ人は75%います。
では、神社仏閣は日本にどれだけあるかというと、神社8万1000、寺院7万7000、計16万ほどもあります。ちなみにどこに行っても目にするコンビニの数は4万、郵便局は2万4000ほどです。
こうした数字からわかることは、日本人はスピリチュアルなことを全てを否定するまではいかないが、信じきっているわけでもない、ということです。
つまり「苦しい時の神頼み」はするけれど、怪しくて面倒な信仰による人間関係や強いられる教えは嫌ということなのでしょう。
スピリチュアルは霊性を信じるということが第一ですから、霊性を信じないということであれば、日本人は信仰深いとはいえないのかもしれません。しかし、自分に都合のいい出来事を起こしてくれるスピリチュアルは大歓迎というわけです。ここにスピリチュアルビジネスが生まれるのです。
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