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お正月のおとそに込められた願い

なぜお正月のお酒を「おとそ」と言うのでしょうか。
お正月に飲むお酒はただの清酒ではありません。もともと「とそさん」という漢方薬が入ったお酒を「おとそ」といいました。

漢方薬「おとそ」は、胃、淡、熱、痛みなどに病気や滋養強壮に効き、健康成就と厄払いとしておとそをお正月に飲むことで、無病息災と厄払いとしてやっていた習慣が、今はお正月に飲むお酒「おそと」となりました。おそとは、もともと祝いというよりもクスリの一面の方が強かったのですね。

ぜひ、一年の初めに家族の健康を祈って「おとそ」を飲んでみると、いつも飲む普通のお酒と一味も二味も味わい深く感じられますね。

今年もお読みいただきありがとうございました。来年も少しでも皆様に役立つ記事を書いていきたいと思います。御贔屓のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


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