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ストレスある方に絶対おススメ『無(最高の状態)』

1 無とは何かをわかりやすく解説してくれる本

禅僧の私が長年伝えたかったことが、すべて書かれている本がコチラ!

私は、30年間の禅学研究そして仏事を通して、不安、ストレス、怒り、孤独、虚無、自責から解脱する方法を発信し続けてきました。論文、学会発表、一般書などで、きる限りわかりやすく伝えてきたつもりです。

ただ「無」の概念が、なかなか一般の方々には伝わりずらい、そして実践しずらい、こうした疑念をずっと持ち続けていましたが、『無(最高の状態)』という本に出会ってその疑念がすべてが解決しました。是非、皆さんにおススメしたい一冊です。

今回は、『無(最高の状態)』の内容を少し紹介したいと思います。少しでも皆さんの心に抱えるストレスが軽減されれば嬉しい限りです。

2 苦しみはどこから来るの?

生きていれば辛いことや苦しいことは必ずあります。誰もが不安や苦しみは抱えています。仕事の悩み、将来の心配など、毎日がストレスの連続です。

しかし心配事の97%は実際には起こらないという研究結果があります。だから大体のことは実は心配する必要はなく、気にする必要もありません。

そう言われてもやっぱり心配なものは心配で、ずっと不安な心の状態は続くのが普通の人間です。「はい、わかりました。もう心配しません」とはいきません。気にするなと言われただけで悩みが解決するなら初めから悩んだりしません。

そもそも苦しみはなぜ生まれるのでしょうか。悩み事や心配事で辛いと言う人は、実は自分の中でその苦しみを増幅させている可能性があります。
早速、不安や苦しみの原因を知り、それを解決して最高の状態である無について考えてみましょう。そして、苦しみを打ち消し、最高の状態を手に入れましょう。それができる方法が『無(最高の状態)』に書かれています。

3 すべては「二の矢」が原因

人間の苦しみがどこから生まれてくるのか?
結論から言うと、人間は自分自身に「二の矢」を放ってしまうことで苦しみを自ら作り上げています。例えば、病気になった時、病気による苦しみや痛みなどを感じます。これは「一の矢」です。一の矢は全ての動物でも感じます。これは生きていく上で必要な苦しみで、この苦しみだけは避けることはできません。

しかし人間はそこから自分自身に第二の矢を放ちます。「医療費どうしよう、会社の仕事はどうなるだろう」など、現在ある事実だけでなく過去や未来にまでどんどん広がっていきネガティブな感情が次々に浮かんできます。この「二の矢」が人間を苦しめる根本的な原因になっているのです。

上手くいかないと、そこから色々と心配事が広がってあることないこと考えてしまいます。人間以外の生き物が一の矢の苦しみだけで止まっているのに対し、人間は自分自身で二の矢を打つことで、その苦しみをさらに増幅させてしまうのです。過去に対する後悔や未来に対する余計な心配を生み出します。過去のことは変えられないし、未来の心配はその時になってみないと実際に起こるかは分からないのに考え込んで落ち込んでしまいます。

心配してもどうしようもないことをいろいろ考えてしまうから、苦しくなります。人間はこうやって自分の不安を自分のなかで、どんどん広げていきます。これが人間を苦しめる原因になっています。

4 二の矢を放つ犯人は誰?

この「二の矢」はすべて自己の意識から生まれます。簡単に言えば「自己」の意識が強ければ強いほど、自分に「二の矢」を放ってしまいます。

自己つまり「私である」という意識が、なぜ自分に二の矢を放ってしまうのか。それは自己が感情と時間の基準点になっているからです。「これは私のせいだ」「私がなぜこんな目にあうんだ」といった自己の意識が強いと私を基準とした感情が生まれます。

こういったネガティブな感情は私を基準に広がり、未来や過去にもどんどん広がっていき、自分に「二の矢」を撃つことになります。自分の過去や未来の心配をしたり自己に関するネガティブ意識が広がってしまうことで苦しみがどんどん増えていきます。自己の意識が強ければ強いほどその傾向が強くなります。

多くの研究でも「自己にこだわる人ほど、メンタルを壊しやすい」という傾向が報告されています。これは自己にこだわりすぎるが故に、自分に「二の矢」を放ってしまい、多くの苦しみが生まれてしまうからです。

自己意識が強いほど人は自分に「二の矢」を放ってしまいます。人の苦しみをさらに厄介にするのが「二の矢」です。

更に詳しく読みたい方は、以下のブログでお読みください。

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