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トリシティで富士山ツーリングに行ってきた話

同僚にトリシティ125を借り、人生で初めて三輪バイクに乗ってみた。
そして、バイクで初めて富士山五号目まで行くという、ワクワクが止まらない旅となった。

はじめに

職場のバイク仲間とツーリングに行ってきた。
行き先を決めたのは私なのだが、今回のルートを考える際にどうしても見たいものがあった。

世界遺産に登録されている、冨士浅間神社。

最近、日本建築に興味を持つようになり、せっかく遠出するのだから建造物をじっくり鑑賞して様式や時代背景について調べてみたかった。

幸い、同僚も快諾してくれた為、半ば私の趣味に付き合わせるような形となったが、歴史ある建物を楽しむことができたので、旅の記録と共にまとめていく。

今回のルート

国道166号線〜国道413号線〜道志みち〜国道138号線〜冨士浅間神社

冨士浅間神社の後には、麺ズ冨士といううどん屋さんで昼食。

昼食後、富士スバルラインで五号目まで行ってきた。

初めての三輪バイクと散々だった道志みち

同僚からツーリングの話を受けた際、私はもちろんかぶおことC125で行く気でいた。
だが、同僚から「トリシティ乗ってみない?」とのお誘いを頂いたので、お言葉に甘えてバイクをお借りすることにした。

人生初の三輪バイクである。

トリシティの存在はもちろん知っていたのだが、正直「三輪バイクなんてどうなのよ」「見た目が私好みではない」など、あまり良い印象ではなかった。

しかし実際乗ってみて感じたのは、とにかく運転が楽だったということ。

私の愛機C125よりも車重があり、取り回しに苦労する重さではあったものの、車重があるということは裏を返せば安定感があるということだ。

久しぶりのスクーターの運転で最初は緊張したのだが、だんだん慣れてくるとアクセルを開けた時に滑らかに加速していくこと、走行中の振動の少なさ、前輪が2つあることの安定感に驚いた。

それとアクセルを緩めるとエンジンブレーキがかかること。

シートがC125より柔らかく、長時間乗っていても腰とお尻が痛くならなかった。

これはとんでもないバイクだぞ…!!(もちろん良い意味で)

トリシティの運転が楽しくなってきた所で、道志みちに入った。

最初は順調だった。

だが、私たちの前を行く車が意識高いセーフティードライバーだったのか、底意地が悪いドライバーだったのか、超絶低速走行ではないか。

ミラーを見ると、後ろにはずらずらっと車が続いている。
後ろが見えていないのだろうか。
私だったら恐ろしくて途中で道を譲るのだが、超絶低速走行車は図太いメンタルなようだ。

途中、追い越し禁止のはずなのに2〜3台のバイクが猛スピードで追い越して行った。それはそれでマズいのでは…?

天候も良く、気持ち良い気候ではあったが、超絶低速走行な車の後ろを、なんともいえない気持ちで走り続けた。

結局、道の駅どうしで別れるまで、ずーーーーっと一緒だった。

山中湖を抜けて篭坂峠を走る

道の駅どうしで一休みしたら、冨士浅間神社を目指してひた走る。

標高が高くなってきたからなのだろうか、道志みちから山中湖へ抜ける道すがら、急に寒くなってきた。

私は山道を走るだろうからと、念のためにやや厚手のジャケットを着用していたのだが、それでも風が冷たかった。
私らの前を行くハーレー乗りのお兄さんはなんと半袖。

あのお兄さんは寒くないのだろうか。

ハーレーに乗る人は寒さに強い種族なのだろうか。謎が深まる。

トリシティの運転にも慣れてきて、峠道も余裕が出てきた。

前輪が2つあることでカーブが曲がりにくいという話をネット上で見かけたが、私は問題なく曲がれると感じた。
こればっかりは個人の感覚によるので、一概には言えないが。

ぐっと上体を傾けても、しっかり曲がれて安定感も抜群。

トリシティ、恐るべし。

峠道を走り終えた後、同僚から「カーブ曲がるの上手いね!」とお褒めの言葉を頂戴した。

よせやぁい(´∀`=)

世界遺産「冨士浅間神社」を堪能する

篭坂峠を抜け、静岡県に突入し須走へ。

今日一番見たかった建物、冨士浅間神社に到着だ。

駐車場から境内に入ってすぐに見えてきたのは、立派なモミの木だった。

隠れんぼしたら絶対この中に入る

注目すべきはこの根元だろう。

「根上がり」の言葉も初めて聞いた

説明書きによると、とても学術上価値が高いらしい。
専門的な話はよくわからないが、須走をはじめとする富士山周辺は、過去の度重なる富士山の噴火により、今でもあちこちに痕跡が残っている…ということだろうか。

境内をさらに進むと、これもまた立派な木が見えてきた。
「ハルニレの木」というそうだ。
ハルニレって何?

樹齢500年と書かれている。
室町時代、戦国時代からここに居ることになるのだろうか。

境内に数本が繁るが、もともとは北海道や寒冷地に繁る樹木であり、温暖な気候にある静岡県には珍しい樹木である。

冨士浅間神社HPより抜粋

へえ〜。
もっと驚いたのは反対側に回ってみた際、この木も根上がりしていたことだ。

倒れないのだろうか…

冨士浅間神社のHPによると、境内にあるハルニレの木の半分近くが根上がりしているそうだ。
自然の成せる現象…。
逞しい生命力だ。

さらに進み、見えてきたのは立派な随神門と、変わった狛犬だ。

遠くから見ても分かる、狛犬の可愛いフォルム
まるっとしたフォルム
おしりが可愛い

通常、狛犬は2体なのだが、ここの狛犬は3体いる。
冨士浅間神社のHPによると、

富士塚を模した岩場の上に「獅子はわが子を千尋の谷に突き落とす」という、「獅子の子落とし」の諺を倣った親子の狛犬が3匹いる。他の類を見ない珍しい狛犬である。

冨士浅間神社HPより

親子だったのか!
まるまるとした、愛らしい狛犬だった。

重厚な佇まいの随神門

本殿で見る建築様式

この屋根の事を、「千鳥破風」というらしい。

冨士浅間神社について、簡単にまとめると

主祭神 木花咲耶姫命、大己貴命、彦火火出見命
創建  大同2年(807年)
本殿の様式 権現造

Wikipediaより

大同2年…?西暦807年って何時代ですかそれ?
歴史についてさらに調べてみると、

平安時代初頭、延暦21年(802年)、富士山東麓が噴火したため、須走に斎場を設け祭事を行い鎮火の祈願を行った。
それにより同年四月初申の日に噴火が収まったため、大同2年(807年)に鎮火祭の跡地に、報賓のため社殿を造営したと伝えられている。

Wikipediaより

平安時代の噴火の際にできたのか…なるほど_φ(・_・
なお、現代の社殿は宝永の噴火後に再建された当時のものを、そのまま修復・修繕を行ってきたものだそうだ。

昭和33年の修繕時に、屋根を千鳥破風に変更したとHPに記載されていた。

富士山は過去に何回か噴火していた事は歴史の授業でも習った記憶はある。
この宝永の噴火は1707年、江戸時代のことだったらしい。

宝永の噴火は約2週間続き、須走村はほぼ全焼、全壊したとWikipediaで読んだ。

ほぼ全焼・全壊って…?!
犠牲者が相当数いたのではないだろうか。

とてつもなく恐ろしい自然災害だったことが想像できる。

瑞獣がいるこの部位を木鼻と呼ぶ事を、最近学んだ。

この神社は権現造と呼ばれる様式。

神社の様式は大きく分けると
・伊勢神宮をはじめとする神明造
・出雲大社をはじめとする大社造
に分けられると本に書かれていた。

さらに分けると、
・神明造
・大社造
・流造
・住吉造
・八幡造
・春日造
となるらしく、権現造は八幡造の派生のようだ。

神社様式に種類がある事はわかったのだが、ひと目見てこれは○○造と判断できるほど勉学が追いついていない。

拝殿、幣殿、本殿と縦に並ぶ

日本建築について最近勉強し始めたばかりなので、詳しいことについてはまだわからない。
知識を深めると、構造や彫刻を見れば何時代に造られたものかが分かるようになるらしいが、本当だろうか。

建築と歴史を照らし合わせて調べてみると、なかなか面白い。
これはハマりそうな予感。

冨士浅間神社は、富士山の噴火と共に歩んできた歴史を肌で感じることのできる、魅力的な場所だった。

吉田うどんを食す

冨士浅間神社を満喫した後は昼食だ。

同僚が前日にテレビで見て気になっていたというお店、麺ズ冨士山へ行くことにした。

ちょうどお昼時に到着したが、店内はまだ空いていた。
だが着席した直後、次から次へとお客さんが入ってきて、あっという間に満席に。

あとちょっと遅かったから並んで待つところだった。
ギリギリ間に合ってよかった( ´∀`)

店内を見れば近隣の人たちばかりのように見受けられ、地域の人たちから愛されているお店だと感じた。

ボリューム満点で美味しかった

富士山を目指す

腹ごしらえを済ませ、さてどうしようかとなった。

このツーリングを計画したはじめ、私は富士山五号目を希望していた。
だが天気予報をみると雨となっていたため、一度は諦めた。

しかし空はやや雲が多いものの、雨が降る気配はない。

せっかくここまで来たのだから、富士山へ行ってみることになった。

車で行った事はある富士山五号目。
バイクで登るのは初めてなので、ワクワクだ。

富士スバルラインへ

ナビに頼りながら走ること数十分。

富士スバルラインに到着した。

通行料金は以下の通りだ。

普通自動車・小型自動車  2100円
軽自動車 1680円
バイク(125cc以上) 1680円
自転車・バイク(125cc以下) 200円

富士スバルラインHPより

料金を支払い、気を引き締めて五号目を目指す。

平日だったからか、車やバイクの数も少なく、後続車を気にすることなくのんびり走行できた。

周囲に樹木が生い茂っていたのだが、これがあの樹海なのだろうか。

一合目、二合目と標高が上がってくるにつれ、空気が冷たく感じるように。
雲がはれ、青空も見えてきた。

空気が澄んでいるからか、青空が綺麗に見えた。
青い空と白い雲の対比が美しかった。

どんどん空気が冷たくなり、心なしか空気も薄くなっているような。

トリシティはここでも快適に走る。
カーブはもちろん、私が苦手な縦溝のある道路でもハンドルを取られる事なくスムーズに走れる。

三輪バイクはすごい。

五号目に到着

スバルラインをひた走り、ついに五号目に到着した。

ここでも観光客はまばらで、駐車場も空いていた。

右が同僚の乗っているトリシティ300。
125よりもさらに車体が大きい。

五号目より先には、所々に雪が残っているようだ。

バイクをとめ、散策してみた。
歩いてみて感じたのは、やはり空気が薄い。
少し歩いただけで息苦しい気がする。

日本一の山にバイクで来た。
感動しきりである。

何か落ちてます?

売店近くに来ると、馬に乗りませんか?と客引きの勧誘がしつこくて、若干イラッとした。

馬に罪はないので、近くで見て楽しむ。
勧誘がしつこいのでさっさと退散。

雲行きが次第に怪しくなってきて、ポツポツ降り出してきたため急いで下山することにした。

雨が降って来なかったら、お土産をじっくり見たり、ソフトクリームを食べたりしたかった。

山の天気は変わりやすい。

富士山を下っていくと雨足が次第に強くなり、途中でレインコートを着用。
体は雨を凌げても、グローブはそのままなので濡れて寒い。

雨用のグローブもあった方が良い_φ(・_・

不思議だったのが、下山してしばらく走ると急に雨が止み、道路も乾いていたことだ。

富士山あたりだけ雨に降られたみたいだった。

帰路につく

世界遺産の建物も楽しみ、グルメも楽しみ、富士山にも登れて大満足だ。

今回お借りしたトリシティは、排気量は125のままなのだが、高速にも乗れるようにしたいと前輪の幅を広げたそうだ。
なので、ナンバープレートの色がピンクではなくて白。

白ナンバーなので高速に乗ってOK。

帰りは高速を使って行くことにした。

バイクで高速を走った事はあるが、もう10年くらい前だった気がする。
久しぶりの高速走行に緊張したが、ここでもトリシティの安定感が発揮された。

風の抵抗がすごいものの、車重があるトリシティはびくともせずスムーズに走る。

C125では絶対に走れない所なので、とにかく面白かった。

上野原で降りた後、33号線を通り、甲武トンネルを抜けて行った。

遊び尽くした1日だった☺️

まとめ

トリシティで行く富士山ツーリングは、自然と歴史、グルメを満喫する楽しい旅だった。

普段一人でツーリングする機会が多いので、仲間と走るツーリングが久しぶりで楽しかった。

C125では走れない高速道路も走れたのも新鮮だった。

でもやっぱり自分の愛車でも富士山に行ってみたいので、またいつか行こうと思う。

今後は日本建築も楽しみたいと考えているので、古民家カフェや寺社仏閣巡りをかぶおでやってみたい。

関東地方が梅雨入りしてしまい、バイクに乗れる機会が減ってしまうが、その間に日本建築について勉強し、知識を取り込もうと思う。

とにかく遊び尽くした富士山ツーリングだった。

次回は大井川鐵道を計画しているので、早く梅雨が明けて欲しい(*´・ω・)



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