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Kling AIをどんどん使ってみる。(10) :さらば Leonardo.Ai。そして...。

この続きです。

LUMA AI のDream MACHINE の作例があるものを時系列に比較を
続けます。


FLUX.1 の試行に関する記事が沢山公開待ちだったこともあって、
この記事は  2024/09/01(日)に一旦執筆完了していましたが、
ずっと棚上げにしてしまっていました。

その後に Leonardo.Ai の Image2Motion が一時的にか無償利用で
使えなくなってしまっている事態も発生して、以下の個々の評に
関しても影響と言うか、現在の状況に合わない古い内容になって
いる部分があります。いくら  Leonardo.Ai が地味でも確実、と
褒めようが使えないなら意味がありません。
この記事で公開するつもりの動画を、別の記事でうっかり先に
公開する失敗もやってしまっています。
(後で気づいて差し替えましたが….。)

同様に Kling AI も 2024/09/17(火)には実質動かなくなっています。
みんなが同時に 6 リクエスト / 日を投入出来ることに気づいてしまい、
サイトの想定能力をオーバーしてしまってるのでしょう。

何日も待ったあげく「Process Failed Try Again」となり(その間も
6 リクエスト / 日は有効です)描画のクレジット 10 が次々戻って
本来 66 クレジット / 日のところ、230 クレジットにもなっています。
(2024/09/18(水)夕方時点)

LUMA AI のDream MACHINE はようやくクレジット付与日が到来
したところです。

その意味でこの記事のような 3 者比較はもう意味を為さない状況に
なっている印象です。

そのような経緯から、本記事は一連の FLUX.1 評価関連記事が
全て公開完了になった後での公開予定でしたが、急遽次の記事での
前段とするために、前倒しで公開することにしました。

以下は 2024/09/01(日)時点で執筆した 3 者比較です。


Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111 版)によるサイバー女子
隊員画での動画比較です。

Leonardo.Ai での動画化です。無難な最小限の演出です。
緊張感が伝わる悪くない仕上がりです。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
物凄いビル風でも吹いたのでしょうか…(^^;)。

Kling AI の動画化です。
Leonardo.Ai での動画化の緊張感が伝わる仕上がりのエンハンス版
といったところで好印象です。

Stable Diffusion Web UI Forge でのサイバー女子隊員画での動画比較です。

Leonardo.Ai での動画化です。無難な最小限の演出です。
表情の仔細がやや潰れています。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
何かすごく踏ん張ってますね…(^^;)。

Kling AI の動画化です。
えっ?この炎の中で闘牛?革命の旗でしょうか??

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111 版)によるサイバー女子
隊員画での動画比較です。手に何かを持っていてそれを見せようとしている
やや寄り目が魅力的な人物像です。

Leonardo.Ai での動画化です。無難な最小限の演出です。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
横を向く途中の表情の変形がやや残念です。
背後のマシンの詳細補完が凄いです。

Kling AI の動画化です。
手に持っているものを見せてくれようとするも、その対象が構図外
に出て行ってしまいます…。

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111 版)によるサイバー女子
隊員画での動画比較です。

Leonardo.Ai での動画化です。先日のサイト不具合中に 3 動画も描画
させてしまったもののうち、これだけが瞼に動きがありましたので
これを採用としました。瞬きほどではない動きでしたが。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
ややや…遠くのマシンとの間に怪しきものが出現したのに気づいた
感じです。予想外の展開です。

Kling AI の動画化です。
マシンが猛然と近づいて来ます。呼んだのか。ぶつからないのか。
顛末は分からないままで終わりました。途中の表情の変形が残念です。

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111 版)によるサイバー女子
隊員画での動画比較です。
静止画の想定では、何かの事態発生に上官からの指示をアイコンタクト
の後に受けるべく待機中の表情でした。

Leonardo.Ai での動画化です。意図通りの動きなのですが、なぜここまで
表情の仔細が潰れるのか…惜しいです。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
意図外ですが、ただちに報告または他の部署に指示をタイプインして
いる動きのようで面白いです。時折このようなダイナミックな補完を
やってくれてワクワクもしますが、どこから補完する情報を得る
のでしょう。

えっ?4 本指?…ああ奥から親指が見えて来ました。

Kling AI の動画化です。
そんな暇 OL が職場で手にハンドクリームをつけてリラックスみたいな
動きは要らないです(^^;)。

prompt 欄に「nervousness waiting for instructions」を添えて
翌日リベンジしました。まだリラックスしてますね。
あ、またテロップが!判読不能文字でしたが。

prompt 欄に「Alert to noises, nervousness waiting for instructions」
を添えてさらに翌日リベンジしました。今度は怯え過ぎです。
手袋がわやくちゃ状態です。驚いたのは左隅の椅子だと思っていたのが
上官の肩だったという….。で、また 2 回もテロップ出てますね。

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111 版)によるサイバー女子
隊員画での動画比較です。

Leonardo.Ai での動画化です。無難な最小限の演出です。
表情の潰れもそれほどありません。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
出た(^^;)。お得意の「出て行ってしまう」パターンです。
その様子が突如現れるスクリーンに映し出されるという…。
凝ってはいますが「それじゃない」感も満点です。

Kling AI の動画化です。
「そんなに下ばかり向いていたら分からんじゃないか」と言われて
居そうな仕上がりです。

Stable Diffusion Web UI Forge でのサイバー女子隊員画での動画比較です。
サイバー男子隊員はやっぱりロボット化されてしまってます。
ゴーグル・ヘルメットにしては頭が小さ過ぎます。

Leonardo.Ai での動画化です。無難な最小限の演出です。
ちょっと物足りないですかね….。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
また出た(^^;)。ズームアウトして勝手に下半身を補完するのは良いが
リアルさが急に失われて、一瞬のドキドキを損した気分にさせられる
パターンです。サイバー男子隊員が巨大ロボット化してます。

Kling AI の動画化です。
何か凄くオラついてますね…(^^;)。
背後の出火を止めようと邪魔なものは投げ飛ばして消火剤を
ブン巻くとか?? nano-suits の硬い筈の装甲が、ウルトラマンの
ようなウエットスーツ製コスチュームに見えてしまいます。

Stable Diffusion Web UI Forge による、ややファンタジー調の
宇宙ステーション画での動画比較です。眼下にある球体(衛星にしては
位置が悪い)は事前に IOPaint-LaMA で消しておくべきでした。

Leonardo.Ai での動画化です。
やはりこの種の動画化は得意のようですね。眼下の小天体もうまく
隠してくれようとしています。

LUMA AI のDream MACHINE の動画化です。
事前に眼下の小天体を消しておくべきだったと思ったのは、この事態の
ためでした。増殖しています(^^;)。
衛星以外の何かになってしまってます。(衛星だと相互干渉してやがて
粉砕し合うことでしょう。)宇宙ステーションの最上部が分解して
しまっています。

Kling AI の動画化です。
ひゃー縮んでだんだん潰れて行く….。

こうしてみると、確実ながら地味で物足りない Leonardo.Ai の動画化
がベストのケースも結構ある、という感じです。
表情の潰れが無ければもっと印象は良くなるのでしたが。なのでメカ画
の動画化には結構善戦している感じです。


結局のところ、2024/09/18(水)まで、Leonardo.Ai の Image2Motion
は無償ユーザでは使えない状態は続いており、一旦見切りを付けます。
上掲の通り、特殊な題材を除いては有償利用するほどの動画生成の
威力や魅力はありません。

Leonardo.Ai の Image2Motion 程度で良いので、ローカルPC で
動く動画生成ツールの登場はいつか…。

そういえば Stable Diffusion Web UI Forge に初期の頃、実装されていた
SVD (Stable Video Diffusion)はいつの間にか消えてしまって
今は跡形もありません。
別フォルダ環境に当時のアーカイバを解凍すれば、環境再現はいつでも
出来ますが、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC 1111 版)時代の
AnimateDiff オプションよりは大きく改善されたものの、海の描写での
波頭の動きなどを見ても、「物理法則を正しく理解しての動画化」には
程遠く、Leonardo.Ai の Image2Motion にさえ及ばなかったのでした。

SVD (Stable Video Diffusion)による波頭の動き。止まったり逆転したりする。
当時、SVD が作例として挙げた竜の動画も「これながらどうにか」という妥協だったのか。
Leonardo.Ai の Image2Motion の海水の粘度、波頭の質量にかかる重力、
波が狭い浅瀬に割り込んで手前の海水の塊が押し返される見事な描写。
自作曲「次の世界のアダムとイヴ」の動画化に楽曲の間奏部で採用。
Leonardo.Ai の Image2Motion でのこの引き潮の見事な描写。これも自作曲
「次の世界のアダムとイヴ」の動画化に楽曲の間奏部で採用。

Leonardo.Ai の Image2Motion が無かったら、当方のほぼ全ての自作曲の
動画化は無かったのでした。その恩義は忘れませんが…。

機能取り下げのままではなく、SVD や AnimateDiff の進化に期待します。

続く記事では、そのような渇望が一挙満たされる「一大事件」を
纏めます。(もう 2 日置きの情報公開では記事の待ち行列数が大変に
なって来たので、次の記事はこの後、即日公開します。)


ご覧いただきありがとうございます。



(2024/09/01 執筆・2024/09/17-18 ,21 加筆)


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