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一人ひとりが違うスタイルで踊るということ

Freestyleって何?

ダンススクールに興味をもった保護者や、スクールに入会した後にお母さん方にもよく聞かれます。

ダンスのジャンルで知られているのはHipHop、フロアの上でクルクル回るBreaking、ロボットだったり体を弾けさせるようなPopping、指差したりしつつファンキーに踊るLockingなどでしょうか。

Freestyleフリースタイルは、その名の通り、Free,自由なスタイルで踊ること。

フリスピでは、ジャンルの型にハマらないFreestyleのダンサーを育成しています。

わかりやすく言うと、その人の内側から出る動きや表現を重視。

一定程度、ダンスの基礎、各ジャンルの基礎も融合させつつも、個性やオリジナルな動きは否定せず、生かせるようにしています。

だから、結構一人ひとりが個性的なダンスをします。

ぶっちゃけ言うと、他のスクールにはない光景でもあると思います。先生と似たようなダンスをしたり、衣装を全員同じにしても全然違って見える踊りを一人ひとりが踊るんです。

見ていて楽しいです。飽きがこない。

でも!育成にはすごく時間がかかります。

本人がいろんなジャンルや動きに興味を持てば、それだけ遠回りもします。遠回りというのは変ですね。他の人が解釈するには難しい、発展途上、未完成な状況が長く続きもします。

基準を当てはめにくいので、評価もされにくい(日本のダンスシーンでは特に)。ジャンル別の大会が多いと出ていきにくい。

「周りと違う、同じじゃない」と自分が気にし始めると内側からの表現を出すのが怖くなり躊躇もする。

「評価されているあの人と同じように踊った方がいいんじゃないか」と迷いも出る。

フリスピのメンバーは知ってか知らずかそんな環境で踊っています(ある程度の段階を踏みながら信念はもちろん伝えている)。

でも、難しくても、絶対にこのFreestyleで世界に出ていく。

それがフリスピが掲げる信念です。

もし、結果を急いだり、殻を破ることや、出る杭になることが嫌なら、フリスピには合いません。自分を貫ける太い幹を人の内側に育てることが、私たちの育成方針だから。

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