保育園休園によるステイホーム。3歳息子との過ごし方
「ポン!」
真冬のある日、保育園のアプリから通知が届いた。
園児および保育士数名がPCR検査で陽性であることが判明しましたので、明日より一週間保育園は休園いたします。
ついに、来たか。
検査で陽性が発覚した先生や園児の体調は大丈夫だろうか、3歳の息子もこれから発熱したらどうしよう。。
純粋に心配すると同時に「明日からの仕事どうしよう、、あのミーティング延期しないと。あー明日集中してやりたい作業あったのに」と仕事のことが頭をよぎる。
突然休園が決まり、文字どおりバタバタ生活が始まったわが家。幸い家族全員体調を崩すことはなく、休園通知から数日後には息子は濃厚接触者にはあたらないとの連絡がきた。
休園中のわが家の暮らしぶりやわたしたち夫婦の奮闘ぶりを時系列で書き残したい。
保育園休園通知当日
休園通知をまだ見ていないであろう夫に休園のニュースを知らせる。
すると一言、「まじか」との返事。
温度感のわからない返事だな、と思っていると、しばらくして次のような返事が返ってきた。
「明日から一週間終日テレワークできるように調整した。◯日の午前はもしかしたら仕事休めるかも。
社外ミーティングあるのはこの時間。
・*月*日 14:00〜
・*月*日 13:30〜
おれらの(息子の相手をする)シフトも組もうか」
おおおおおおおありがとう。涙。涙。
実際は息子が濃厚接触者にあたるか結果が出るまでは会社ルールで夫も出社できない、ということだったのだけど、このLINEはうれしかった。ともに戦ってる感があるのが心強かったのだ。
さて、明日に備えて準備をしなくては。仕事の予定の調整をしながら、子どもとの缶詰生活をどう乗り切るか頭をフル回転で考える。
よし、まずはスーパーへ行こう。
食材を買い足さなければ。だって、この先数日間家族全員分のお昼ごはんを作れるほどの食材が家にないのだもの。
ついでに、子どもと一緒に料理ができそうなメニューを考えて材料を買い込む。
休園初日
半日交代で個室(寝室)を仕事部屋として使うルールにした。午前中はわたし、午後は夫が個室にこもって仕事。個室にこもれない方は、リビングで子どもの相手をしながら仕事をする段取りだ。リビングで子どもと一緒にいるときの稼働率は平時の30%ほどだろうか…(白目)。
午前中の仕事を終えてリビングへ出ると、息子はお気に入りYouTubeに夢中だった。夫に聞くと「ずっと観てて静かだったよ」とのこと。
▲息子が今ハマっているのが「マザーグースクラブ」。歌とダンスが楽しいチャンネル。
うーーーん、集中してずっと観ててくれて助かるのは確か。でもテレビ漬けでいいのだろうかと不安にもなる。よし、午後のわたしの子守りタイムはYouTubeに頼らないぞ、と決意。
午後は息子とクッキー作りをしてみた。最近Eテレのゴーゴー!キッチン戦隊クックルンにハマってる息子。「ラッキークッキングできあがり〜!」と言いながらノリノリでやってくれた。
▲レーズンとクッキーミックスを買ってきて、クッキー作り。息子は材料を混ぜる作業、型抜き、レーズン配置を担当。
休園二日目
今日は午前中に夫が寝室に籠るシフトだったので、わたしがリビングで息子の相手をしつつ仕事をする(でも、仕事できないよね〜〜〜!)。
節分間近だったことから、お昼ごはんに恵方巻きを作ることにした。厚焼き卵、海苔、カニカマ、きゅうりなど巻く前に息子につまみ食いされる被害に遭うものの、無事完成。
▲息子の担当は、最後の簀巻きで"ギュッ"を大人と一緒にやるというもの。それだけでも本人は「息子くんがのりまきつくったの〜!!」と得意げ。かわいい。
(ちなみに手作りした具材は卵焼きのみ。酢飯でもなく普通の白米)
午後は夫が息子担当だ。夫の助けになればとAmazonプライムでディズニー映画カーズをレンタルしておいた。息子はカーズの絵本がお気に入りなので映画にもハマるかなあと思ったが、、そう上手くはいかず。
迫力ある動きや音が怖かったらしく「こわいいいいい!消してええええ!」と開始5分であえなく終了となった。
▲レンタル料400円したんだけどな…
休園三日目
そういえば年末年始にじいじばあばにおもちゃをたくさん買ってもらって、いっぺんに出さずに小出しに出そうと隠しておいたものがあったはず、と思い出す。
その中のパズルに息子がハマった。
繰り返し何度もやりたがるほどで、缶詰生活でいちばん活躍したかもしれない。夫は一日に5回以上パズルに付き合っていた(おつかれさま、、)
パズルに飽きると、お絵描き、工作の時間。
この方がブログで紹介されていた図形遊びが楽しそうだったので実践!紙と画用紙とのりが出来るので、気軽にできる。
▲息子が翌日も「まるとしかくのやつ、またやろうよ〜」と言うほど楽しかった模様。
そのほかにも塗り絵をダウンロードしたり、シールをペタペタ貼ったり、お絵かきしたり。
それから、動物の形に大人が画用紙を切って「これなーんだ?」というクイズが単純だけど盛り上がった。
おもちゃより、シンプルな紙とハサミとテープが最強かもしれない。
休園四日目
寝室を仕事部屋に夫婦交代で使っていたが、寝室とて安全地帯ではない。
「ねえねえ、ママみてみて〜!!!」
と、とてもフランクにドアを開けて入ってくる。鍵がないものね。しょうがないよね。
そんなこんなで夫婦ともに仕事はまったく進んでいない。もはや「この状況で仕事しようとするのが無理があるよねー」とあきらめムードが漂う(とくにわたし)。
お昼ごはんを食べた後、親子三人でボードゲームをすることにした(おいおい、仕事はいいのかい?)。
息子のクラスメイトにドイツ人の女の子がいて、彼女のお母さんから教えてもらったこのゲーム。
買ったばかりのときはまだ1歳。ルールを理解できず上手く遊べなかったが、3歳になったいまはちょうどよいようで、息子は大はしゃぎで遊ぶことができた。
▲ドイツ人のママ友いわく、ドイツでは家族や親戚が集まると必ずボードゲームをするのだとか。
休園になってからやり始めたことがある。それは、夕食時に両親(子どもの祖父母)とビデオ通話を繋ぐこと。子どもは得意げに今日やった遊びの内容を話し、両親はニコニコと聞いている。平日にこんなゆっくり家族全員で食卓を囲むこと、いままでできてなかったなあ。
休園五日目
息子は濃厚接触者にはあたらないと保育園から連絡があり、ホッ。
不謹慎ではあるけれど、家族で濃密な時間を過ごせたことは私たち家族にとっては良かったかもしれない。夫が家にいて、みんなでご飯を食べることができるのが嬉しい。息子がこんなにシールが上手に貼れること、塗り絵もできること、セロテープを使いこなせること、缶詰生活しなければ気付かなかったなあ。
とりあえず、体調を崩さずに過ごせてよかった。今体調を崩している世界中のみなさんが早く良くなりますように。
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