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多忙な30代ワーママが「定期的な運動」を続けられている秘訣とは?

定期的に運動すべきことは頭ではわかっている。でも続けられない…

こんな悩みを持っている大人は多いのではないだろうか。わたしもそのひとりで、どうしたら定期的な運動を習慣化できるだろうと長年頭を悩ませてきた。

それが今ではとあるエクササイズを約3年続けられている。しかも楽しく取り組めている!我ながら奇跡!

ということで、ミドサーワーママが運動を習慣化できた理由を分析してみようと思う。

30代女性は運動の習慣化に悩んでいる

周囲の同世代女性と話していても、運動の習慣化に悩んでいる人は多い。20代のように遊びも仕事も無理がきかなくなってきて、体力の衰えや出産有無を問わず体型の崩れが気になってくるお年頃。老化に抗うためには定期的な運動が良いと誰しも頭ではわかっているものの、仕事や育児で大忙しの毎日で、運動のために時間を捻出するのも一苦労。定期的な運動を実践できている人は少ない。

わたしは比較的定期的に運動をやってきた方だと思う。中学・高校と運動部に所属し、社会人になってからはヨガ、加圧トレーニング、パーソナルトレーニング(筋トレ系)、ジャイロキナシスのパーソナルトレーニングと、数々のトレーニングスタジオに通ってきた。毎回入会時はやる気に満ちあふれているものの、飽きや面倒くささが勝って次第に足が遠のいていく・・・ということを幾度となく繰り返してきた。

定期的に運動を続けられる人というのは、よほど忍耐力があって自分を律する心がある人なのだなあと尊敬していた。

ところがここ3年、妊娠中は休んでいた期間はあるもののとあるエクササイズを続けられている。そう、定期的に運動を続けられる側の人になれたのだ!

しかもレッスン日を心待ちにし、義務感からではなく楽しみながらエクササイズを続けられている。なんたる快挙(拍手喝采)。実際に「定期的に運動を続けられる側の人」になってみると、それは忍耐力や自律心とは違う世界があることに気がついたのでそのことについて書いてみたい。

ピラティス

まずわたしが続けれられているエクササイズを紹介すると、それはピラティスだ。マシンのパーソナルレッスンを週に一回受けている。40代の女性インストラクターが、自宅で個人で開いているスタジオに通っている。

▲マシンピラティスとは、この画像のような器具を使いながらピラティスのエクササイズをおこなうこと

ピラティスとは、1883年にドイツで生まれたJoseph Hubertus Pilates(ジョセフ・ハベルタス・ピラティス)氏によって考案されたエクササイズです。 自身が様々な病気を持病としてもっており、その病弱な身体を克服するために様々なスポーツや治療法を研究し、 それらの組み合わせたものがピラティスの原形だと言われています。そこから第一次世界大戦中にドイツ軍の従軍看護師となったピラティス氏が、 戦争で傷を負った兵士のリハビリに使用し、そのエクササイズを発展させていきました。
ピラティスは身体の柔軟性を高め、強化し、バランスを整えるためのメソッドです。

「zen place」のホームページより抜粋。ピラティスさんはサーカス団員だったらしい。

よくピラティスとヨガの違いを聞かれるが、ヨガのポーズ(アーサナ)はより良い瞑想をするために行うもの。瞑想で精神の安定を図るなど、身体だけでなく心にもフォーカスするのがヨガの特徴だ。一方、ピラティスは上記のとおりリハビリに用いられたメソッドで、身体にのみフォーカスする。ヨガに比べてより細かな筋肉の動きを求められること、また、マシンを使って身体の動きをサポートしていく点もヨガとの大きなちがいだとわたしは理解している。

エクササイズを継続できる秘訣とは?

これまでの継続できなかったエクササイズでは、スタジオに言ってしまえば爽快感や達成感から来てよかったと思えるものの、行くまでは億劫だと感じることが多かった。だから他の予定を優先させてしまったり、少し風邪気味だからとか、疲れているからとか、さまざまな理由をこじつけてスタジオから足が遠のいてしまった。

それがピラティスでは行く前の面倒くささや億劫だと感じることがほとんどない。だから続けられている。この違いはなんなのだろうか?わたしが思う継続できている理由は以下の3つだ。

1.スタジオが家や職場の徒歩圏内にあり近いこと

まずはこれ!今通っているマシンピラティスのスタジオは、自宅から徒歩5分の距離にある。

以前筋トレ系のパーソナルトレーニングジムに電車でひと駅乗って通っていたことがあったが、公共交通機関を使わないと通えない場所にあるスタジオはそれだけで足が遠のく要因だったと思う。あまりにもテキトーな格好では電車に乗れないという心的ハードルも上がるし、移動時間は地味に負担に感じる。幼い乳幼児の子育て中だと、スタジオにいる間は子守り要員を確保しなければならない。家を長く空けるほど子守要員の手配も難しくなる。

その点、スタジオが徒歩で通える場所にあれば身なりも過度に気を遣う必要がなく、移動時間が短くなるので空き時間でも通いやすい。実際、わたしは在宅勤務の昼休憩を利用して通っていたこともある。

2.エクササイズの内容を楽しめるか

正直これもあると思う。友人が暗闇ボクシングにハマっていて一度連れて行ってもらったことがあるが、わたしはハマらなかった。好みは人それぞれ。わたしはマシンピラティスの、ストレッチによる爽快感と、マシンを使ってアクロバティックな動きをする面白さに魅力を感じている。

3.負荷と得られる効果のバランス

負荷が大きければ大きいほど得られる効果が高いのは確かだ。では負荷が高ければ高いほど良いかというと、そうではない。大事なのはそのバランスだとおもう。

以前筋トレ系のパーソナルトレーニングジムに通っていたとき、毎回ひどい筋肉痛になるくらいのトレーニングを受けていて、目に見えて引き締まっていく身体が嬉しかったが、楽しさよりもしんどさが勝り辞めてしまった。

では、逆に負荷が低いエクササイズではどうかというと、これはこれで問題がある。コロナ禍ではYouTubeを見ながら自宅でヨガのエクササイズに励んでいた。手軽にエクササイズできるため、数ヶ月間毎日続けられていたが、みてくれる人がいないとついつい自分に甘くなってしまうもの。負荷が足りず効果が感じられず飽きてしまった。負荷が小さいものは数か月程度の継続には有効だけど、年単位の継続だと難しいというのがわたしの結論だ。

この負荷と得られる効果のバランスが、年単位でエクササイズを継続するためには個人的にはとても重要な要素だと思っている。かける負荷についてはその日のコンディションによっても変わってくるので、マンツーマンでインストラクターがついてくれるものが、費用はかかるが確実だと思っている。

マシンピラティスの魅力

まず、マシンでアクロバティックな動きをするのが面白い。マシンは身体の動きをサポートしてくれる器具で、効果もさることながらやっていて楽しい。

以前マットピラティスのスタジオにも通っていたこともあるのだが、ピラティス特有の細かな筋肉の動きはグループレッスンでは難しかった。わたしが不器用なだけかもしれないけれど、正しいポーズが取れているのかわからないまま、そして効果も実感できないままそのスタジオは結局退会してしまった。初心者ほどマンツーマンでマシンピラティスを活用した方が、ピラティスの効果を実感できるのではないだろうか。価格的に毎回マンツーマンレッスンを選びづらいならば、マンツーマンレッスンを一回受けたら3回はグループレッスンを受けるなど、併用にするのが良いと思う。

また、ピラティスはリハビリ目的で作られたメソッドということもあり、身体で痛いところがある人にもおすすめしたい。わたしは反り腰で長年腰痛持ちで整体に通う生活だったが、マシンピラティスを始めてから整体に通うことがなくなった。30代にもなると身体の使い方の癖で怪我しやすい部位がある人もそれなりにいると思うけれど、そういった人にもおすすめのエクササイズだと思う。


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