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【おうち英語】文法は嫌なものなり・・・

異なる言語を話す人とコミュニケーションを取らなければならない場面、単語だけでも最低限のコミュニケーションというのは図れます。しかしながら、正しい意思疎通、複雑な内容を伝達するためには、【文法】というその言語の文章を構成するルールに従い、単語を組み合わせていく必要が出てきます。日本語には日本語の、英語には英語の独自の言語ルールがありますね。
人には生まれながら【言語習得能力】があるため、この文法というものを学問として学ばなくても身に付けていくことができます。ただし、その能力を使うのには期限があるらしく、大人になってからは自然に文法を体得することは難しくなり、残念ながら勉強する必要が出てきてしまいます。たいていの日本人は中高生の時、英語の文法を学問として学んでいくわけですが、大学入試などでかなり複雑な文法問題に取り組まされることもあって、文法というものにネガティブな感情を持ってしまうことが多いように思います。。。

一方、おうち英語で自然に英語の文法を身に付けた子は文法に対してどんな反応を見せるのでしょう。

我が家でのおうち英語では、学校英語で学ぶことは学校で学んでもらい、大人になってから習得が難しい能力を子ども時代に身に付けられるようにと考えて取り組んできたため、文法のワークに取り組ませるということなどはほとんどしてきませんでした。
我が子も中高生になり、親の狙い通り、嫌でも学校で文法というものに向き合わなければならなくなりました。そして私は今、その反応を興味本位で観察しています。
中学校での最近の英語は、コミュニカティブな指導となってきており、あまり「文法!文法!」した授業はしないようです。テストでは文法問題がしっかり出てくるんですけどね(^^; しかし、それでも中学校の英語はまだ基礎の内容のため、文法問題もトリッキーなものや複雑なものは出てきません。そのため、我が家の娘も息子も中学では英語をガッツリ勉強しなくてもOKでした。

問題となるのは、高校生になってからです。皆さんにも聞き覚えがある忌まわしき用語だと思いますが、【五文型】【目的語】【補語】【自動詞】【他動詞】など突然文法用語が使われ始めます。文法問題もややこしいことこの上なく、考えれば考えるほどわからなくなり深みにはまっていく・・・という問題ばかり。。。かなり細かいところまでしっかりと学習しなければ、ふんわりとした知識ではとても対応できない問題のオンパレードになってきます。
今、娘はそんな問題を模試などで解かなければならない立場に立たされています。文法問題というのはセンス的なもので解いていくことも可能なところがあります。理屈はよくわからないけれど、これまでの知識・経験から「これはナイでしょ!」とか「コレしかないよね?」的な感じで解いていくことができるものもあります。娘の問題の解き方はまさにコレです。野生の勘のようなもので問題を解いていく・・・というスタイル。
しかし、大学入試はそのセンスだけで解いていくことができなくなってきます。選択肢も紛らわしいものになってきて「なんとなく」だけでは解いていくことができません。ということで、娘も確実に点数を取るためには、英語の語法を勉強していかなければならなくなりました。

しかし・・・娘にとっても文法の勉強は苦痛のようです(^^;

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