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【解説編①】アルファベットの発音を学ぶ@中学レベルから始める英会話

中学レベルから始める英会話
今回は英語の発音について理解していきましょう!

日本語は
「あいうえお」というひらがな
「アイウエオ」というカタカナ、そして
「日、本、語」という様な漢字
で表現する言語です

それに対して英語は
「abc」というアルファベットで
表現される言語です

表意文字と表音文字

言語には意味を表す表意文字と
音を表す表音文字があります

表意文字の代表的なものは漢字です
「日」(Day)
「本」(Book)
「語」(word)
など単体で意味が理解できますよね

それに対して
「ひらがな」や「カタカナ」は
表音文字です

「あ」「い」「う」「え」「お」
「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」
などそれ単体では意味は分かりませんが
発音する際の「音」は分かるという文字です

ではここで問題
英語のアルファベット
「a」「b」「c」「d」…
は表意文字でしょうか?
それとも表音文字でしょうか?

正解は表音文字です!

英語のアルファベットは
意味ではなくて発音を表しているという事です

日本語のひらがなやカタカナと同様に
アルファベットが組み合わさって
単語になって意味が生まれます

英単語も英文もアルファベットのかたまりですから
アルファベットの正しい発音を理解する事で

ネイティブとのコミュニケーションでも使える
実践的なリスニング力とスピーキング力が
習得できるのです

日本人がつまづきやすいアルファベットの発音の壁

日本人にとって英語がやっかいだと感じる所は
アルファベットは日本語と違って
文字の名前と発音が違う事があるという問題です

日本語のひらがなやカタカナは
文字の名前も発音も同じです

あいう
文字の名前(あ)(い)(う)
発音(あ)(い)(う)

カタカナでも同様ですね

しかしアルファベットは
文字の名前と発音が違います

ABC
文字の名前(エー)(ビー)(シー)
発音(エァ)(ブッ)(クッ)

※英語の発音は日本語とは違うため
正確にはカタカナで表すことはできませんが
表現の便宜上カタカナで記載しています

英語の発音の正しい音は発音記号を学ぶ事でも
習得する事が出来ますが

英語圏の子供たちはもっと身近に分かりやすく学ぶために
フォニックスという授業を受けています

日本の英語教育でも最近では小学生から英語が必修になったり
フォニックスを教える流れになって来ているようですが

昔はフォニックスは教えて来なかったので
現在の日本人が英会話が苦手な一因となっています


アルファベットの発音を習得するための学習方法

アルファベットの発音を学ぶ方法としては
「フォニックス」と「発音記号」という
2つのアプローチ方法があります

順番に解説します

アルファベットの発音を習得する学習方法:その1「フォニックス」

フォニックスとは英語圏の子供たちが読み書きを覚える際に
文字と発音を関連づけて学べるように教えられている方法です

「このアルファベットはこんな音で発音します」
という英語のスペルと発音の法則を知る事で
英語の正しい読み書きを学ぶ事ができます

フォニックスのメリットとしては
アルファベット毎の音を理解することで
知らない単語でも耳で聞いただけでスペリングが分かり
正しく読み書きができるという事ですが

デメリットとしては
「あくまでもこのアルファベットはこんな音で発音する事が多いよ」
という発音ルールですから

英語のすべての音を網羅している訳ではないので
フォニックスだけでは正しく発音できない
例外も存在します

とはいえ、英文の75%程度はフォニックスのルールで
読むことができますし

フォニックスの方が発音記号よりも
身近に楽しく学びやすいので
まずはここから学んでみると良いでしょう

フォニックスは検索でも多くの情報サイトがヒットしますし
YouTubeなどの無料動画も沢山あります

色々調べてみてお気に入りのコンテンツを
見つけるのがおすすめです

ここでは参考までにフォニックスの
いくつかのコンテンツをピックアップしておきます

美人なお姉さんから学びたいならこちら
⇒160万再生突破!大人のフォニックス【2020年最新バージョン】

⇒フォニックス 40秒 実力試し動画

⇒田村淳が実践!英語の発音を劇的に改善するフォニックス発音法

英語圏の子供向けのフォニックスソング集です
⇒【30分連続】 A~ZまでABCフォニックスの歌集め

かなり細かい解説があり参考になります
⇒大人のphonics。一目でわかるフォニックス表を作成しました

アルファベットの発音を習得する学習方法:その2「発音記号」

発音記号とは英語を音声学的に解析して
発音を表す記号として分類したものです

英語の辞書を引いてみると英単語の横に
記号のようなマークがあると思います
それが発音記号です

一度は目にした事があるという人は
多いのではないでしょうか?

発音記号のメリットとしては
音声学的なアプローチですから

発音記号の通りに発音すれば正しい音
(厳密には限りなくネイティブに近い音)
で発音できます

発音記号の方が綴りの順番や
発音ルールによっては正しい発音では
なくなってしまうフォニックスよりも
例外が少ないです

逆にデメリットとしては
音声学的なアプローチですので
小難しい部分があり、
学習時のモチベーション維持が難しくなります

そのためアルファベットの発音を学ぶなら
まず最初はフォニックスのような楽しく学べる
コンテンツの方がとっつきやすいと思います

とはいえ、発音記号を知っていると
辞書を引いても正確な発音が分かる様になりますし

フォニックスの授業でも発音記号が出てきたりも
しますので知っていると相互に理解が深まります

それでは発音記号の詳細について見ていきましょう
英語を表す発音記号にはいつくかの形式があります

国際音声記号(IPA)、Jones式、Kenyon式、Gimson式
などがあり、どれを採用しているかは書籍や年代に
よっても異なります

⇒国際発音記号と日本式発音記号、どこが違うの?

発音記号はBBCのPronunciation tipsが秀逸です
以下のサイトにまとめて解説されています

日本語サイトでこれ以上のクオリティの
発音記号の解説サイトは少ないと思います

⇒発音記号3時間マスター

その他の発音記号で参考になる
いくつかのコンテンツをピックアップしておきます

各記号毎に練習音声が付いていて学びやすいです
⇒発音記号一覧

ネイティブの感覚と口の開け方を知るのにとても役に立ちます
⇒ネイティブが発音記号を全部発音してみる~母音編~

⇒ネイティブに子音の発音記号を全て実践してもらったらタメになりすぎた

フォニックスを発音記号でまとめた早見表があります
⇒一目で分かる!フォニックス発音早見表を無料配布!! 日本人が苦手な英語

その他の発音要素を学習する

フォニックスや発音記号を学ぶだけでは
ネイティブの英語を完壁に理解することはできません

それは英語の発音には
音声変化(リエゾン/liaison)
強弱(リズム/rhythm)
抑揚(イントネーション/intonation)
という他の要素があるからです

フォニックスや発音記号を理解した上で
その他の発音ルールまでマスターできれば
かなりネイティブに近い英会話ができると思います

英語の発音記号や発音ルールについて詳しく解説されています
⇒英語の発音記号|日本人が苦手な母音と子音を14のコツで矯正!


まとめ 英会話に一番必要なのは技術よりもノリ!

今回はアルファベットの発音について学習方法を紹介しました

発音の習得にはかなりの時間がかかりますし
正直、観光旅行に行くだけなら
英語がペラペラでなくてもなんとかなるものです

出川哲郎さんの英語コミュニケーションは
出川イングリッシュと言われバラエティー番組で
面白おかしく放送されていますが

結局、英会話で一番大切なのは
相手との会話を楽しむ「ノリ」だったりもします

⇒YouTube 出川イングリッシュの検索結果

英会話を楽しんでいきましょう!

次回は
【解説編②】中学レベルの英単語を学ぶ
について詳細な方法をお伝えします
お楽しみに!

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