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**目的思考をもって英語学習に取り組もう**

英語学習スキルは大きく分けてこんな分類ができますよね。リスニング、リーディング、ライティング、そしてスピーキング。皆さんは英語学習に取り組む時、一体今、どのスキルを鍛えているのか、そのトレーニングにはどんな効果が期待できるのか、意識して学習に取り組んでいますか?大人が短時間で効率的に英語スキルを向上させるためには目的思考をもって英語学習に取り組むこと必要があります。

脳の働きから考えたとき、スキル分類はこのように分けられます。

リスニングとリーディングは、受容スキル(receptive skills)。聞いたり見たりして内容を理解する能力です。

一方、

スピーキングとライティングは、産出スキル(productive skills)。話したり書いたりして、自分から英語を生み出す能力です。

例えば、リスニングスキルとリーディングスキルを、脳の働きから、このように分析することができます。
リスニングとは、耳から音声情報を受け取って、単語の羅列を認識する(音声知覚)。そしてその後、文章全体の意味を理解する(意味理解)。
リーディングとは、目から文字情報を受け取って、単語の羅列を認識する(文字知覚)。そしてその後、文章全体の意味を理解する(意味理解)。

同じ脳のプロセスをたどっています。ですので、リスニングを鍛えるトレーニングと、リーディングを鍛えるトレーニングを行うことで、相互にスキルの向上が期待できるということです。

リスニング、リーディング両スキルの向上に共通して最も重要なことは、英語を左から右に順番に理解していくこと。私たちが中学校、高校の試験勉強でやったように、きれいな日本語に訳していてはスピードについていけません。この能力を鍛えるトレーニングとして、例えば「多読」というトレーニング方法があります。これは、辞書を使わずに、後ろから訳さずに英語の文章をできるだけ早く読んで理解する、というトレーニングです。多読用の教材には文字数が提示してあるものもあります。ストップウォッチを使って一定の文字数の英文を読んで記録していくと成長が目に見えて学習が楽しくなりそうですね。このトレーニングをする際に意識するポイントは、英語を左から右に順番に理解していく能力を鍛えている、という意識をもって行うことです。このトレーニングを繰り返すことで自然とリスニング能力も鍛えられるので、英語を聞いて英語の順で理解する能力が上がっていることに気づけるはずです。

英語学習における学習方法は多くありますが、脳の働きを意識して、目的思考で学習を続けていくことが、効率的に英語スキルの向上させる一つのカギと言えます。

皆さんも、英語学習をする際は何を鍛える学習なのか、意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。

参照:「英語学習 2.0 」

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