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実例紹介「ほぼ毎日、開館から閉館まで」フリーのアプリ開発者がヘビー利用する理由とは?

「エンジニアが集まる・活躍する・成長する街、福岡」の実現のための一環として、2019年8月に誕生したエンジニアカフェ。福岡市にお住まいの方を中心に認知が広がり、頻度高く利用してくださる方も最近では多くなってきました。

そこで今回は、実際にご利用いただいている方のリアルな声を聞かせてもらうべく、フリーランスのアプリ開発者である 山本 瑞稀さんにインタビュー。利用者目線でのエンジニアカフェ の魅力やメリット、ご自身の活動などについて幅広くお話を伺いました。

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山本 瑞稀さん
山口県出身の23歳。九州産業大学工学部機械工学科卒。
フリーランスのアプリ開発者で、「ウィル」「Viz」といったアプリを個人開発しています。

ー 本日はよろしくお願いします。早速ですが山本さんは、エンジニアカフェを現在どれくらいの頻度で利用されているのでしょうか


山本:

ほぼ毎日ですね。僕は地元である福岡に戻ってきたのが約2ヶ月前なんですが、それ以来ほぼ毎日のように使わせてもらっています。それこそもう、開館から閉館時間までずっとですね(笑)


ー おぉ、それはかなりのヘビーユーザーですね(笑)。それほどの頻度および長い時間でも利用が続けられるような魅力は、具体的にどのような点にあるのでしょうか


山本:

まず無料であるということが当然大きいのですが、Wi-Fiが速いことにも作業上とても助けられています。平均で200Mbpsくらい出ているおかげで、大容量データの送受信やアプリのアップロードなども特にストレスを感じません。


また、作業場としてのハード面も大変魅力があります。エンジニアカフェ 内には集中できるスペースもあれば開放的なスペースもあり、作業場所をその時の自分の気分に応じて自由に変えられるのがいいですね。椅子の座り心地もかなり良く、僕のように長時間滞在している人でも、ほとんど疲れを感じることなく作業を続けられます。


ー ソフト面、コミュニティ的な面での魅力はいかがでしょうか


山本:

エンジニアカフェは、オフラインで直接コミュニティマネージャーの方がサポートしてくださったり、他の利用者の方と交流の場が持てたりするだけではありません。Discord上で「オンライン・エンジニアカフェ」というコミュニティが開設されており、そこでも常にコミュニティマーネジャーの方に相談できたり、参加者同士で雑談できたりするので、気持ち的にすごく安心できますね。


エンジニアカフェを定期的に利用される方であれば、ぜひこちらにも参加することをおすすめします。僕もDiscord上で自作のアプリを紹介したことがきっかけで、多くの皆さんとつながることができましたしね。


オンライン・エンジニアカフェ


ー こちらのDiscord上で山本さんは、どのようなアプリを紹介されたのでしょうか


山本:

僕が開発・運営している「ウィル」というライブゲームです。まだリリースしたばかりのものですが、友だちや家族とオンラインチャットでボードゲームが遊べたり、ジェスチャーゲームやWordWolfが遊べたりというアプリになります。


App Store


Google Play Store




僕自身、コロナ禍によって友人・知人とビデオチャットをする機会が増えたのですが、会話が続かなかったり、うまく会話に入っていけずに置いてけぼりになったりすることがよくありました。そこで、より楽しくコミュニケーションがとれるようになればと開発したのが、この「ウィル」だったんです。


ー なるほど、ご自身の悩み·課題の解決のために開発されたアプリだったのですね


はい。ほかにも試作版ではありますが、エンジニアカフェをモデルに、利用者の入退室をどこからでも管理できるというようなアプリも開発しました。


ー エンジニアカフェ に通われるようになってからは、特にすごい勢いでアプリを開発されているようですね。そんな山本さんがアプリの開発に興味を持ったきっかけを教えてください


山本:

大学4年生の時に、福岡市が主催する「福岡未来創造プラットフォーム」の『ビジネスチャレンジ事業』というプログラムに参加したことですね。


大学生がビジネスプランを考え、福岡市などに支援してもらいながら実際にそのビジネスに挑戦するというプログラムなのですが、僕は同じ大学に通う芸術学部の友だちと一緒に「Viz(ビズ)」というSNSアプリを提案したんです。


もともとプログラミングの知識がなかったこともあり、アプリ開発自体は外部に委託することが前提の提案だったのですが、せっかく支援をしてもらえるということなら自分たちでイチからつくってみようかなと。


ー アプリ開発の経験が全くないところから、SNSアプリの開発に挑戦されたのですか


山本:

アプリ開発自体は大学2年生の時に一人で挑戦したことがあったのですが、早々に挫折してしまって……。でも、「Viz」は一緒に参加した友だちがアプリのUIやモーションとかを考えてくれたので、それをちゃんと形にしたい、という思いが強くありました。あわせて、一度挫折した経験があったおかげか粘り強く取り組むことができ、期限ギリギリにはなりましたが、どうにか完成させることができました。


ー それを原体験として現在へと至るわけですが、山本さんはアプリ開発のどういうところを魅力に感じていますか


山本:

僕はもともとリアルなモノづくりが好きだったんです。大学は機械工学科で、アプリ開発をはじめるまではカードケースなどを趣味でつくっていました。今でもそういうモノづくりは好きですが、アプリ開発の場合、例え失敗してもゼロからのやり直しではなく、どんどん改善ができますよね。そして、場所を選ばず取り組むことができるので、いつでも熱中できる。それらが大きな魅力だなと感じています。


あとは改善のためのコストが安いというのもいいですね。そのおかげで、何度も挑戦ができ、より良いものを目指し続けることができると思います。


ー 本日はありがとうございました。最後に、山本さんがこれからやりたいと考えていることを教えてください


山本:

台湾IT担当大臣のオードリー・タンさんが、「デジタルで社会をガラッと全て変えるのではなく、デジタルを使うことによって、より社会が良くなる、より便利になるように一歩一歩進歩していくことが重要」というような主旨のことを本の中で仰っていました。


僕はこの言葉にすごく感銘を受け、僕自身、ぜひともそういうことをこれからやりたいと思うようになりました。デジタルの活用、あるいはアイデアによってより社会が良くなるようなこと、社会が少しずつ改善するようなことを生み出せていけたらなと。


そういうことを、ぜひエンジニアカフェ の環境活用やコミュニティ活動の中で、実現していけたらいいなと思っています。


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エンジニアカフェでは、山本さんのようにエンジニアスキルを磨いて、アプリ開発などにチャレンジする方へのサポートを行って参ります。

エンジニアカフェについて

エンジニアカフェは、福岡をエンジニアの聖地に、という思いから「エンジニアが集まる・活躍する・成長する街、福岡の実現を目指す “エンジニアフレンドリーシティ福岡”」の取り組みのひとつとして2019年8月に誕生しました。
個人、コミュニティに関わらず、エンジニアやエンジニアに関わる人、またエンジニアを目指す人の様々な相談に対応し活躍できる環境づくりをサポートしており、エンジニアによるエンジニアの為のイベントを開催。さまざまな技術トピックのイベントに会場を提供しています。
※コミュニティマネージャーへのご相談についてはこちらを参考ください。

業種などの垣根を超え、エンジニア同士の多様多種なコミュニケーションを促進し、 エンジニアにとってあらゆる機会を創出するため活動しています。
※各種イベント開催、エンジニアカフェへのお問い合わせは以下ご確認ください

【エンジニアカフェ 公式アカウント】
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エンジニアカフェ運営事業者
特定非営利活動法人AIP(理事長 本田 敬吉·博多区博多駅東1-17-1 4F)
株式会社サイノウ(共同事業者)(代表取締役 村上 純志·中央区西中洲12-11-301)

執筆・編集:コルクラボギルド


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