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《挨拶4》喉を開け 大きな声で元気よく、だ。子供でもできるぞ!

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

ん?どうした?いつものハキハキした感じがしないな。
お前さんの声がくぐもっていると、こっちまで心配になってきちまうぜ。
体調が好ましくないのなら休むべきだが、そうでないなら少し損をしているかもしれんな。

緊張しているとき、不安なとき、興奮しているときもそうだが、
普段と違う状況でも一定のコンディションを保つのに、
発声をコントロールする方法があるぞ。

職人気質だから、普段あまり会話がない現場だから、なんて理由でわざわざ自分からチャンスを手放す必要はないぞ。
そういう状況だからこそ、こっそり練習しておいたり、差を見せるいい機会になるんだ。

口頭で伝えるのはちょっと難しいが、まぁやってみてくれ。
腹式呼吸をやったことがあれば要領は得ているだろう。
まずは腹で呼吸をする。息を腹にため込んで、吐くときに腹を引っ込める。
口は普通に開けて、舌を少し下げるイメージで、喉の奥から空気を出す。
そのまま、腹から息を出してみてくれ。
ハァ~~~という感じにだ。

空気の流れを掴んだら、次に声出しだ。
その調子でそのまま声を出すんだ。
普段と違う、厚みのある声になっていると思うが、
聖歌隊や合唱団、オペラ歌手になったつもりで、試しにやってみてくれ。
ドミソミド、の音階で、ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~、とな。

まぁこの辺りのやり方は俺も素人だから、実際の発声方法はその道のプロの方の
映像なりを参考にしてみるといい。

発声をよくするメリットはたくさんだ。
付加効果で、まず姿勢が良くなる。
良い姿勢は、肺へ空気が適切に送り込まれ、呼吸も楽になるし、脳にも酸素が行き渡る。
顎を引いて少し上を向くようにすれば、肩こりやストレートネックの解消にもつながるし、光が顔に届くから気持ちがふさぎ込みにくくなる。
そして、視点が上がることで周りから得られる情報も多くなる。
表情筋も垂れ下がってこなくなるからな、全体的に明るい雰囲気も出てくるだろう。

その良い姿勢で、大きな声で元気よく、挨拶をしてみるといい。
周りからは、良い反応が返ってくると思うぞ。
喉を開くだけ。何も特別なスキルもない、子供でもできる挨拶の方法だ。

《基本スキル 喉を開いて発声する》


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