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《火消しの極意1》火消しはスピードと誠意 黙ってるのは御法度!謝罪してすぐにアクションを

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

このスコールの中よく来たな、いつもありがとうよ!
そこに置いてあるタオルは好きに使ってくれ。

そうか、最近大きな失敗を…
仕事ならよくあることだ、気にするな。
外は大雨だが、プロジェクトは大炎上…そんなところじゃないか?
大炎上と言わずとも、ちょっとしたボヤ騒ぎ程度でも対応に追われたことはあるだろう。

それなら、いざって時に役に立つ知識を授けておこう。

俺はこれを火消しの極意って呼んでいる。
まずはその入り口、初手の部分からおさらいしよう。
お前さんなら今更言われなくても…と思うかもしれないが、まぁ少し付き合ってくれ。

火消しの極意の初手は、対応のスピードだ。
これは一般的な範疇の対応で、共通して言えることだと思ってくれ。

もちろん、状況次第で最初に取るべき行動は変わるから、
人命救助が優先の時もあれば、これ以上の被害が拡大しないように
避難誘導や原状回復が優先になることはある。

そうでない通常の場合は、いかに素早く対応できているかを見られている。
特に、謝罪は大事だ。

謝罪はスピードと誠意を持ってすること。
黙っているのは御法度だ。
行動を起こさないのも言語道断。
すぐにアクションを起こすこと、
この対応スピードこそ、渦中に必要なことだ。

具体的には、
まずは事実確認と情報整理。何事も情報が命だ。
次に被害や影響が広がらないように暫定の止血対応をする。これはあくまでも一時的なもので、自分の上司や必要な人物への報告、謝罪をするにあたって一瞬手を放しても大丈夫な状態を作るためだ。
そして概要だけ押さえたら、すぐに謝罪だ。

関係各所への連絡や指示、影響範囲をまとめてわかりやすく説明する。
今の対応状況と、今後どうするかの意向も伝えるべきだな。

ここまでが初手でやるべきことで、根本対象は一週間以内にだ。
この時、対応の目処と進捗も、関係各所やお客様へ都度わかるように
連絡を続けることも大事だな。

その後は同じことを繰り返さないように恒久対応するが、以前に話した通り形だけのパフォーマンスではなく、ちゃんと意味のある行動をやることだ。

ここまでをもたつかず、相手にも状況がわかるように開示しながら、
最後まで対処を続ければ、ひとまず及第点だろう。

相手はその姿勢をずっと見ている。
誠意を持って対応するってのは、その姿勢そのものだ。
言葉で言ってるのはあてにしなくていい、行動で見せることが大切だ。

だから、対応のスピードが大事なんだ。

さっさと謝って、尻拭いしてこい!ってな!

《基本スキル 火消しはスピード命》


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