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《清掃6》床面積を広げろ 懐の大きさは収入の大きさと同じだ

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

クエストのほうはだいぶ安定してきたみたいだな。
良かった、良かった!
だがそこで満足するような性格でもないだろう。

お前さん、収入を増やしたいか?だったらまずは、床面積を広げろ。
ここで話す床面積ってのは、広い部屋に住むことではなく、物を置くなってことだ。

決断を強いられるオブジェクトの数だけ、お前さんの頭は無意識にリソースを食っている。
断捨離の時にも話したが、その延長だ。

物が増えるとその物自体や周辺にかけるコストも一緒に発生する。
具体的には、普段の掃除や片付け、模様替えで移動させたり、メンテナンスの維持費がかかったりと、付きまとう作業が生まれる。
視線に入れば、一瞬でも気を取られる。思考が浮つく材料だ。

そもそも、その場所にオブジェクトがなければ、それらはすべて発生しない。
これが原則だ。

空いているスペースに棚や余計なものを置きたがるだろうが、そこはグッと堪えてくれ。
その場所にはブランクの空間をあえて作っている、という考えを当たり前にするんだ。

ミニマリストになれと言っているわけではないから、
必要以上に減らしてしまうことまではしなくていい。
床から天井までの理由のある空間を設計してあげればいい。

床が空いていれば、その場所は他の生産的な何かをする場合に再利用もできる。
いつでも投資に回せる資産というわけさ。

その特別な空間に何かを増やすとき、あるいは空間自体を何かの用途に使う時、
お前さんの次の行動は「選別」になる。
本当に必要なものか、理由があって購入するものか、目利きをするようになるだろう。
無駄な買い物をしないと決めていれば、他に代用品がないか、今あるもので工夫して賄えないか、そういった発想にも繋がる。

この考え方は、そのままお金の管理にも通じる。
物や空間を管理できる人は、お金も適切に管理できる人になれるってことだ。
当然、自分自身の管理も上手な人間が多い。

懐の大きい人間は、何に対しても寛大だ。
それは様々な経験で人間的に成長し、受け入れる器があるからだろう。

いつも視野が狭く、自分の足元しか見えていないんじゃあ、その領域にはたどり着けん。
注意深く、周りに配慮できる余裕を持つには、やはり気を逸らすオブジェクトはないほうがいい。
いつも身軽に、視野も広く。
懐は大きくしておけよ!

《基本スキル 床面積を広く保つ》


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