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保育士が1ヶ月で仕事を辞める方法【今にも病気になりそうな保育士さん向け】

こんにちは、kanaです。

皆さん、SNS等で、#保育士辞めたい というハッシュタグを見たことがありますか。

見てみると、

・1歳児18人を保育士3人で見ている。具合が悪くても休めない。
・組んでいる先生から、子どもがいる前で自分を叱責する等のパワハラを受けている。保育園に行こうとすると体調が悪くなる。
・サービス残業の時間が長く、日中も職員が足りない為、ヒヤヒヤしながら保育をしている。疲れている中での保育が困難。


等、今にも病気になってしまいそうな悲痛な叫びが寄せられています。

この状態で仕事を続け、もし事故が起きてしまえば、その場で保育をしていたあなたの過失となってしまいます。

そして、保育園側は、あなたが病気になったとしても、責任をとってはくれません。

保育園は年度末に退職するのが通例ですが、そうも言っていられない保育士さんがいらっしゃいます。

本日は、今すぐに逃げる必要がある保育士さんのために、保育士が1ヶ月以内に園を辞める方法を解説します。

保育士が仕事を辞めるための具体的手順

月末31日に退職すると仮定してお話します。

最短1ヶ月ですが、できればもう少し早く取りかかれる方が良いです。

時系列順に、やるべきことをお話します。

前月25日くらい〜当月1日くらいまで(退職まであと1ヶ月と1週)

仲の良い保育士の友人に相談する

もしかしたら辞めなくても良い方法が見つかるかもしれません。

しかし、ご自身が辛いなら辞めた方が良いです。または、「そんなに大変なら辞めた方がいい」と背中を押してくれるかもしれません。

心療内科に行く

心療内科に行ってみて、仕事が辛いと相談してみましょう。

お医者さんに言われたことはメモを取りましょう。

自分がやらなければいけない書類や作り物が、退職日までに終わるように逆算して取り組む

退職後に迷惑をかけないように準備しましょう。

園長先生に現状相談の話ができるようにアポを取る

次のところで解説する現状相談の話ができるようにアポを取りましょう。

当月1日(退職まであと1ヶ月)

園長先生に現状を相談

ここは相談という形をとりますが、こういうことで困っていると伝えましょう。

困っている点を端的に2点ほど伝えてください。

こちらは辞める意思が固まっているので、なるべく早めに切り上げましょう。

「どうしてほしいか」等の質問をされる前に切り上げるのが理想です。

いきなり辞意を申し出るのは驚かせてしまいますし、誠意に欠けてしまうので、布石を打つためのものです。

辞意を伝えるためのアポを取る

相談から1週間と数日ぐらい経過したら、たびたびすみません、大事なお話がありますと言って、もう一度園長先生にアポを取りましょう。

園長先生に辞めたいと言いに行くつもりであることを組んでいる担任に話す

園長先生に辞意を伝える直前に、組んでいる担任の先生に話しておくとクラス内でのトラブルを最小限に留めることができます。

ここも端的に済ませられると良いです。

当月13日(退職まであと2週間)

園長先生に辞意を伝え、退職願いを出す

退職願いを書いてください。

受け取ってもらえなかったとしても、書いておくことが大事です。

退職願いがあるのとないのでは、本気度が違い、覚悟を持って話をしていることが伝わります。

ネット上にあるテンプレートを参考にしてみてください。

内容は、

・退職願い提出日
・一身上の都合で退職させていただく旨の文言
・退職希望日(提出日から2週間後の日付)
・氏名
・捺印


です。

このときには、職場の不満は伝えないようにしてください。

不満を伝えると、「じゃあ直すから辞めないで」と言われてしまいます。

相談ではなく、報告という形で伝えてください。

伝える内容としては、

・心療内科に行ったところ、仕事を辞めたほうがいいと医師に言われた
・体調が悪く、仕事が続けられない
・職員には、感謝している
・悩んだ末の決断であった
・引き継ぎはきちんと行う


といったことを伝えましょう。

相談をしてから改善してくれた点があったら、そのことに関しては感謝していると伝えましょう。

このとき、必ず引き止めに合うと思います。

でも、退職の意思は変わらないことをはっきり伝えましょう。

ここで折れてはいけません!

はっきり言い切ってください。

園長先生に辞意を伝えた翌日

組んでいる担任の先生、主任の先生に辞めることになったと伝える

園長先生に伝えた内容と同じ内容を伝えます。

あなたが辞めたことで、組んでいる担任の先生の負担が増えてしまうのでしたら、そのことは申し訳なく思っていると伝えましょう。

組んでいる担任の先生や主任の先生からパワハラを受けている等がありましたら、注意が必要です。

パワハラをするような職員は、退職までの2週間の間にあなたに何をしてくるか分かりませんので。

退職に必要な書類の準備をしてもらえるように頼む

事務員の先生がいれば、退職届などの退職に必要な書類の相談をしてください。

事務員の先生も園長先生の許可がないと書類が用意できない場合は、園長先生にも相談ですね。

事務員の先生とは密に連絡を取り、辞めるための事務手続きの確認を行ってください。

この2週間で、書類や作り物、引き継ぎなどをしてください。

当月31日(月末)(退職日)

園長先生、主任先生、組んでいる担任の先生に感謝の気持ちを伝えて退社します。

冷たいようですが、手短に済ませましょう。

・ロッカーの鍵など、借りている物を返しましょう
・出勤簿など、事務書類の書き忘れがないように注意しましょう
・退職書類を郵送してもらうための郵送代、健康保険証の返却など、事務的な抜けがないように注意しましょう。
・エプロン等、すぐに返せないものは後日園に郵送しましょう。
(後日郵送で返却すると伝えてください。)

退職日が終わったら翌日から来なくなる、で大丈夫です。

信頼してお世話になった先生もいらっしゃると思います。

でもここは、他の信頼できる職員に言伝し、辞めたあとに、「〇〇先生がありがとうございましたと言っていました」と伝えてもらえるようにしましょう。

こっそり手紙を書くなどでも良いでしょう。

挨拶にこだわってしまうと余計な騒ぎになることがありますので。

園長先生をはじめ、退職を伝えた先生の反応が良くなくても、気にしないでください。

やることはやって辞めているので、問題はありません。

一時的に感情は捨てましょう。

感情は入れずに、まるで機械のように行うことが退職成功のカギです!

申し訳なく思う気持ちはよく分かります。

でも、

もう一度言いますが、園はあなたが病気になっても責任を取ってはくれません。

これで退職は成功です。

お疲れ様でした!

病気になる前に行動できたあなたは立派です。

最終的に自分を救えるのは、自分しかいません。

辛い思いをしている保育士さんが、幸せになる勇気を持てるよう、心からお祈りしています。

幸せになりましょう!

このnoteがあなたの良い転職、良い人生に繋がりますように。

ーおわりー

万が一退職交渉が上手くいかなかったときや、退職に必要な書類を発行してくれない等のトラブルがあったときのために、労働局、労働監督署の案内を紹介しておきます。

・全国の労働局、労働監督署の所在地

お住まいの都道府県の労働局、労働監督署に相談しましょう。




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