保育士・円満退職に失敗するとどうなる?【たいしたことはありません】
保育園を「辞めたい」と思っている方、なるべく波風立てずに円満退職したいですよね。
しかし、残念ながらもめてしまうケースも考えられます。
今回は退職時の揉め事について考え、揉めてでも辞めるべきなのか、どのようなことで、どの程度揉めるのかについて解説していきます。
退職時にどうして揉めてしまうのか
保育業界は、ご存知のとおり、年度末に退職するのが常識という考え方の職員が多いです。
それに逆らえば、「無責任」「非常識」のレッテルを貼られることは目に見えています。
しかし、年度末退職を申し出たとしても、口だけの「改善する」などと言って引き止めようとしたり、話をすりかえてなかったことにされる、ということも有り得ます。
ブラックな職場というのは、基本的に従業員を下に見ているので、従業員の話を聞かず、一方的にゴリ押ししようとする傾向がある為です。
年度末退職であっても、「他にやりたい仕事がある」「引っ越す」等でないかぎり、「辞めたい」と言えば揉めることに変わりはないと思います。
ですので、年度末退職であっても揉める可能性は十分にあります。
それでは一体、「揉める」とはどのようなのものなのでしょうか。
円満退職できなかった場合はどうなるのか
引き止められる
年度末であってもなくても、引き止めに合います。
「うちの園は他の園にはない、こんないいところがたくさんある」
「不満があれば改善する」
と言ったり、こちらが1人なのに対して2人以上で引き止めようと個室で長々と話をされるということもあるようです。
圧迫面接でしょうか?
年度途中であれば体調面、年度末なら他の職種や他の形態の保育施設で働く経験がしたいなど、きっぱり言えば大丈夫です。
「申し訳ありませんが、退職の意思を変えることはありません」
と言い切りましょう。
圧迫に負けて意思を曲げないようにすればOK。
「子どもと他の職員に対して、無責任だ」と言われる
年度途中だとこのように言われるケースが多いようですが、体調面を理由にし、医者にこう言われた等、医者の大義名分を借りるなどして引き下がらなければ大丈夫です。
このように言ってくる職員は、自分が不愉快に感じているだけなのに「子どもが」「他の職員が」などと主語を他人にして批判してきますが、そのような人の言うことは真に受けないことです。
2週間の間、嫌がらせに会う
民法では退職の2週間前に辞意を申し出れば大丈夫です。
辞意を申し出たあとはうわさが広まったりして気まずいこともあるかもしれませんが、それもたった2週間で終わるものです。
そして、あなたに嫌がらせをしてくる職員がいた場合、そのような職員と一緒に働くことの方があなたにとってマイナスですので、そのような職場は辞めて正解です。
最後の勤務日でも感謝されない
最後のあいさつをしたとき、相手の態度が良くないというのも、あなたが悪いことをしているわけではないので気にすることはありません。
退職書類の発行は事務の先生に申し出れば問題はないかと思います。
園長先生に言わなければいけない場合も「お手数ですが、退職書類の発行をお願いします」と一言お願いすれば大丈夫です。
そのぐらいですかね。
辞められることを考えれば、大したダメージではない
たったの2週間で終わる
年度途中退職で揉めたとしても、2週間ですべて終わります。
年度まで辛い勤務を続けるよりは、はるかにましですよね。
もちろん、自分に割り振られている仕事はきちんとやってから辞めるなど、迷惑をかけないようにする姿勢は見せたほうが良いです。
(そのようなこともできないくらい精神的に追い詰められている方は、逃げることに徹してください)
円満退職にそこまでこだわる必要はありません
2週間のダメージなど、人生の上ではかすり傷にもならないものです。
自分自身が気持ちよく働ける場所を求めることは、悪いことでもなんでもありません。
円満退職よりも、あなたの人生の方がはるかに大事です。
あなたの人生に責任を持っているのはあなた自身であり、保育園ではありません。
自分の人生を職場まかせにせず、自分の力で良いものにしていく勇気を持ってほしいと思います。
いつの日も、あなた自身の幸せを第一に考えてくだいね。
ーおわりー
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