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Wevox Boardを触ってみた

2022年8月から Engagement Run! に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、昨日リリースされた新機能の「Wevox Board」を触ってみましたので感想を共有します。


ウィジェットで振り返りがしやすい

私の所属する組織では、オンラインホワイトボードのMiroを使用しています。過去の投稿で紹介したWevoxスコアの振り返り会コファシリテーションのワークショップでも使用しています。

Miroとどこが違うのかな?と触っていたときに、ウィジェットを見つけて興奮しました。
「すごい!スコアが貼れる!分析グループの切り替えもできる!」
「うお、Wevotくんもいる!!」

Wevotくんのウィジェットはボード上で強みや伸びしろを教えてくれます

普段の振り返り会でオンラインホワイトボードを使用する私としては、このウィジェットは大変魅力的でした。

ワークショップに使えるテンプレートも充実

はじめは、まっさらなボードに色々貼り付けて、私がいつも実施しているような振り返り会のフレームを作ってみたりしていました。

その中で特に使い勝手が良さそうだったのが「キモチカード」です。
普段のディスカッションにおいて、付箋のコメントだけでは、その発言がどのような感情で書かれたものなのか、ひと目ではわからないものがあるかと思います。
「キモチカード」を使うと、感情もあわせて伝えてくれるので、「売上が1.1倍」は嬉しかったことではなくモヤモヤしたことだったのね、ということが分かったりします。

「キモチカード」のおかげで相手の感情が読み取りやすくなる

そして、テンプレートも試してみましたが、こちらも種類の多さと、内容の充実度に驚かされました。

どれも実用的な内容でしたが、私が個人的に何度も使いそうな激推しテンプレートは以下の3つです。

「エンゲージメントの言語化」テンプレート

私たち推進者が、かなりの高確率で組織内でいただく質問の一つが「エンゲージメントって何?」です。
メンバーがエンゲージメントという言葉を自分事として理解するためには、必須級のワークショップだと思いました。
もちろん、推進者自身の理解を深めるためにも有用だと思います。

「ヒストリーインタビュー」テンプレート

最近、自組織のエンゲージメント推進チームで、「自分たちの組織を理解するためには、組織の歴史を知る必要があるよね」という議論をしていて、個人においても自分のエンゲージメントに影響を与えるものが何かを歴史から紐解くのは有効なアプローチだと思っています。
私は、このテンプレートをカスタマイズして、「組織」や「プロダクト」の歴史をたどるワークショップをしてみたいと思います。

「お互いの仕事における価値観」テンプレート

こちらは相互理解の王道ワークショップになりそうなテンプレートでした。
大人数のグループの場合は、各メンバーの価値観をそのままボードに並べて選手名鑑みたいにしても面白そうです。
価値観のテーマを「人材育成」や「チーム運営」に置き換えるなど、カスタマイズもしやすそうでした。

番外編として、「チームの課題をシステム思考で分析してみる」テンプレートにも、いずれ挑戦したいです。
このワークショップは、もともと「輪っか」を繋げるのが難しいのですが、、テンプレートの効果で少しは楽になるかも・・?と期待しています。

チームの症状にあわせた「改善ワーク」のテンプレートも多数

また、いくつかのテンプレートに仕込まれている「トイカケカード」は気合が入ったギミックでした。こちらは、ぜひ実際に触ってほしいです。

「タイワカードゲーム」テンプレートが作れそうです

多忙なマネージャーの救世主になれるか

Wevox Boardはとても可能性を感じる新機能でした。

Wevoxスコアの振り返りをしたいけど、資料を準備する時間がない」、「自分の考えたアジェンダで対話が進むのか自信が持てない」、「ゲーム感覚で楽しいワークショップがしたい」というマネージャーの力になれるのか、まずは推進チームで色々と実験してみたいと思います。

ボードに情報を貼り付ける場合は、他のオンラインホワイトボード製品と同様に、機密情報の扱いや公開範囲に注意する必要があります。

ご自身の組織にあった方法で、活用できるといいですね!

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