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第二回 エンゲージメント コミュニティ ラボ レポート1日目 @ 長崎県壱岐市

こんにちは。エンゲージメント コミュニティ ラボ 事務局です。

12/3(土), 12/4(日)の2日間、長崎県壱岐市にて、第二回「エンゲージメント コミュニティ ラボ(以下「ラボ」)を開催しました。

壱岐市内のテレワーク施設視察や、壱岐市内で活動する方々との対話会を通じて壱岐の魅力や課題の理解を深め、
最終日のワークショップで、各ラボメンバーが取り組みたいアイデアを明らかにするという2日間。

地域へのエンゲージメントをもった人と人が出会い、関係性を結ぶことで、新しいなにかが生まれる。その事を肌で実感した2日間でした。

今回は、1日目、2日目の2つの記事にわけて、第二回目のラボの様子をお伝えします。 

※ 2日目の様子はこちら

テレワーク施設視察

初日には、市内のテレワーク施設を視察しました。

クロスポート武生水

クロスポート武生水は、旧JA壱岐市武生水出張所を改装してテレワーク施設として生まれ変わった施設です。
開放的なホール空間と、プライバシーを十分に確保したソロブースや会議室スペースが印象的でした。

同施設では、電動トゥクトゥクのレンタルも行っており、トゥクトゥクの試乗もさせていただきました。
ドアがなく、最高速度が50km程度で長距離移動に適さないトゥクトゥクだからこそ、壱岐島内での移動に合うはず。
そんな想いで始められた電動トゥクトゥクレンタルですが、実際に試乗してみると、大人3人が乗ってもパワーは十分。
高低差の多い壱岐島内の移動も、軽快に楽しめる乗り物だと感じました。

テレワーク施設前で電動トゥクトゥク試乗。軽快な動きでした!

ACB Living

ACB Livingは、芦辺浦の住宅街の中に設けられたテレワーク施設で、主に企業のオフサイト研修の拠点として提供されています。

島在住の建築家と作り上げた建物は、奥の部屋の外壁が存在せず、外と内が繋がるような不思議な印象を受ける空間でした。
壁のないオフィスで、壱岐の独特の時間の流れを感じながら実施するオフサイト研修は、固定的になりがちな組織内の人と人の繋がりに、新しい関係性を結ぶのに最適な場所だなと感じました。

また、オフィスとして利用されていないときは、市民の皆さんも利用できるそうで、ご近所さん同士のワインの試飲会や、地域住民のバザーなども開かれているとのこと。

文字通り壁のないオフィスが、企業や地域の人たちの内と外をなめらかに繋ぐ存在になっていました。

室内に入ると壁のない空間!室内と室外がなめらかに連続した居心地のいい場所

壱岐市にはこのほかにもたくさんのテレワーク施設がありますので、ぜひご利用ください。 

市民対話会

初日の午後は、「壱岐なみらい研究所」のメンバーを中心にした、壱岐市民との対話会を行いました。
壱岐なみらい研究所の研究員による研究テーマ発表の後、研究テーマごとにグループディスカッションを行う流れで進行しました。

壱岐なみらい研究所とは

壱岐なみらい研究所とは、慶應義塾大学SFC研究所、株式会社リクルートヒトラボの助言・協力の下、壱岐市における「地域創生プロジェクト」の開発・実践と、壱岐市の未来に資する高度人材の育成を行う組織です。
壱岐市役所の職員等が研究員となり、自ら立案した研究テーマに対して、壱岐市の未来に資する新たな仕組みを生み出すために活動を進めています。

研究員の研究テーマ

研究員は、自身が所属する組織の役割を超えて、壱岐の未来のために様々なテーマを掲げて研究活動を進めています。
以下は、当日発表された研究テーマです。

1.市民の自発的な竹林整備を促進する竹林バンク/サポーター制度

  • 竹林の所有者と作業者を繋ぐことで、今まで手の付けられなかった竹林の整備を促進するための仕組みづくり

2.民宿✕ワーケーション ~壱岐の民宿の付加価値を高めるプロジェクト~

  • 高齢化や観光客の減少などの課題に直面する民宿において、新たな働き方やビジネスを模索する

3.まち・ひと・しごとで創るローカルイノベーションに関する研究

  • 地域・ひと・企業で、エンゲージメント型地域産品開発を目指す

4.地元出身者による地域内起業のプロセスに関する研究 ~高校生向け「地域課題解決型起業体験プログラム」開発~

  • 壱岐市の高校生向けの企業プログラムを通じて、就業後も壱岐で活躍したいと思う意識変容を促す

5.企業版ふるさと納税を活用した持続可能な資金調達

  • 企業版ふるさと納税により企業と壱岐市がパートナーシップを構築してプロジェクトを推進し、持続可能で共創的なサイクルを構築

6.おいしい循環開発プロジェクト ~未利用資源の利活用~

  • 市場に出回らない「未利用魚」や「駆除魚」を活用して、漁獲から製造販売、消費までが循環するようなプロセスを構築

職業・地域・年齢などバラバラの人が共通のテーマについて対話

研究員は、それぞれが肌で感じる課題感に対して具体的な仕組みを生み出すことを目的としています。
そのような中、ラボメンバーと研究員の間でコラボレーションが起こることで、各研究の加速や新たな動きが生まれる。そのような関係性の萌芽が見えた対話会でした。


1日目の様子はいかがでしたか?
2日目は、1日目の視察や対話会を踏まえて各メンバーがラボで取り組みたいアイデアを考えるワークショップを行いました。
2日目の様子も、是非ご覧ください!



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