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アラカンでも 英語で人生の選択肢は豊かになる

とても良い本を読んで心が軽くなった話


「FIRE s愛嬌の早期リタイア術」という本を読みました。
FIRE本は似たり寄ったりだと思っていましたが、この本は一味違いました!

中国の貧しい農村で育ったクリスティー・シェーンという女性がパートナーのブライス・リャンと共著で出版した本です。
第1章のタイトルが「お金のためなら血も流す」って凄すぎませんか!

5歳で医療ゴミの山からおもちゃを作ろうと材料を探していた というエピソードから始まり、最貧困層からミリオネアまであらゆる経済クラスを経験した筆者の話は迫力満点でした。

そしてこの人の凄いのは、常に具体的な数字、統計をバッグにして語っているところ!

具体的なミリオネアへの投資法は、他の本とそう大きく変わらないという印象を受けましたが、心から選んでよかったと思いました。
というのは、アラカンの私の心をとても軽くしてくれたからです。

去年夫が定年でリタイア。
長い単身赴任から帰り、ようやく夫婦で今後の生活について話し合いました。
はい、問題を先送りするタイプです(笑)

夫の両親と私の父はすでに亡くなっているけれども、母が車で15分ぐらいのところで一人暮らししています。
ここに住み続ければ母を安心させてあげられるからそうしようということになりました。
経済的にも、それが合理的だと思う反面、自分の人生の可能性が狭められた気がしました。

ところがこの筆者は、自国(カナダ)に住み続けるより通貨の弱い国に住んでいる方が生活費が安いから、資産が目減りしたらそういう国に滞在して生活費を節約しながら旅行も楽しむと言うのです。

英語で「やりたいこと」を「やれること」にする

海外の生活に憧れはありますが、母のことが気になって無理だろうと決めつけていました。
でも3週間ぐらいアジアのどこかに行くぐらいなら気楽にできそう…
もともと完全に海外移住するほどの憧れはなかったですし…
たったこれだけの気づきですが、心が一気に軽くなりました。
自分の人生のコントロール権を取り戻したぐらいの感じ!

今はどこに行っても英語が通じるし、日本より通過の弱い国はあるし、どこへでもいけるぞ!という気分になりました。

リタイア後でも塾講案件ならあるよ!

もともと英語は「海外ドラマを字幕なしで見たい」と言う軽い気持ちで始めましたが、すっかりハマってしまい50代半ばから英語講師を始めました。
その頃 TOEIC が875だったのです。
未経験だし、年齢的に厳しいかと思っていましたが、応募した英語塾ではまさかその年齢の人間が未経験で応募すると思っていなかったらしく面接に進めました(笑)
「経験ないのですか!」と叫ばれましたが(笑)

今TOEIC は900点を超えましたが、ドラマを字幕なしで見られる気はしません!
英語ニュースは大丈夫ですが、ドラマを楽しむには文化的な背景(商品名や人気の店などの知識も含む)、スラングなど純ジャパの私には厳しいです!
まだ諦めたわけではないですが…

せっかくゲットした塾講師の仕事も、通勤時間が長いので最近やめました。
代わりにオンラインコースの仕事をゲットしました
60歳でも門前払いされずに済んでいるのは、TOEIC のスコアと塾で教えた経験のおかげです

ドラマを字幕なしで見られたら楽しいだろうな…という軽い気持ちで始めた英語でが、人生の選択肢を増やしてくれました

英語は何かと役に立つ!

最近TOEIC 700点を取って転職に活かしたい、海外部門に移りたいというご相談を立て続けにいただきました。
すでに仕事も家庭もお持ちなのに、平日1時間、休日数時間英語の勉強をしておられて頭が下がります。
とはいえ、みなさん結構楽しそうです。
そう、大人の勉強って案外楽しいのです。

学校の定期テストや受験勉強では、求められる答を書けるようにする練習ばかりでしたが、TOEIC では和訳や英作文はありませんので英語を俯瞰して体系的に学べば良いのです。
学校の文法のテストのように、例外ばかり覚えさせられるといったことはありません。当たり前ですが、例外ってほとんど使われないから例外と呼ばれるのです。だから、例外ばかり覚えても英語を使えるようにはなりません!

すみません、文句が多くなりました。
とにかく言いたかったのは、大人の勉強は楽しいということです。
そして何気なく始めた勉強が、あなたの人生の武器になるかもしれません。
きっと誰でも、何歳になっても、心のどこかで変わりたいという気持ちがあります。
そんな時に武器になるものを一つでも多く持ちたいなと思います。

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