#83 ”シーシャンティ”を歌えば、みんな仲間
スティーヴン・コルベアの番組で、Sea Shantyという言葉が出てきました。初めて聞く単語です。調べてみました。
こちら、ウィキペデイアからの引用です。
シーシャンティ(sea shanty、またはchantey、chanty)とは労働歌の一種である。かつて大きな貿易帆船の甲板で作業に従事する際に、伴奏としてよく歌われていた。正確に言うと、用語としてのシャンティは上記のような場面で過去に歌われたレパートリーに含まれる、労働歌固有のスタイルを指す。しかし、現代用語として一般に定着している定義では、そのレパートリーや特徴が広義に解釈され、広く海の仕事で歌われる歌を意味するようになっている。
2020年の暮れから、英語圏ではこの歌、『Soon May the Wellerman Come』がソーシャルメディアを席捲していたそうです。知らなかった!
このTikTokを投稿したのは、スコットランド在住で郵便局に勤めながらミュージシャンを目指すネイサン・エヴァンズ氏。
2020年の7月から時々シーシャンティを投稿しており、その度ごとに反響があったそうです。
2020年の暮れに投稿した『Soon May the Wellerman Come(もうすぐウェラー社の船が着くだろう)』は、1800年代後半の唄。
当時、オーストラリア・ニュージーランドの海でクジラ漁をしている船人たちが唄っていた労働歌だそうです。力強いリズムです。
以降、多くの人たちが自分たちのバージョンを投稿しています。
ニューヨークタイムズ紙もエヴァンズ氏にインタビューしています。
If it wasn’t for TikTok, I would be so bored and claustrophobic.
(TikTokがなければ、退屈で息が詰まっていたと思う。)
But it can give you a sense of having a group. You can collaborate with other people and make friends so easily.
(でもこの歌によって、仲間がいる気分になれる。他の人とコラボレーションできて、すぐに友だちになれる。)
2020年は至るところで大晦日のパーティーが中止されましたもんね。
改めて、2021年はよい年にしていきたい。少しでも前進したいですね!
いがらしじゅんこ:会議通訳者
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