英語を話せるようになるのに大事なのは、話し相手選び
英語を話せるようになるには、ただオンラインレッスンを受けていたり、友達を作って喋っているだけでは、上達のスピードは上がりません。
もちろん、留学や駐在をしていて、周りが英語話者ばかりの状況であれば、誰彼構わず話すというのも有効だとは思うのですが、余り英語を使う環境にいない中で何とか上達したいということであれば、どういう相手と話すのかというのも大事になってきます。
ネイティブだと、練習にならない?
英会話をしようというときに、ネイティブと話せば、誰であっても上達すると思っていらっしゃる方もいると思うのですが、実はそんなことはありません。
ネイティブの中には、ネイティブでない人と喋るときでも、一切英語を変えない人がいます。そういう人と喋ると何が起きるかと言うと、語彙も言い回しもあまりにこなれすぎているので、その英語が自分が真似できるかというと、そういう訳ではないことが多くあります。
また、どうしても自分が聞く側に回ってしまうので、なんとか聞けるようになったとしても、自分が話せるというところにはなかなか行きつきません。そもそも言語能力のレベル的に圧倒されてしまい、聞くしかない状況になってしまいます。そうすると、自分が喋るターンは一生回ってこないので、スピーキングが上達することもありません。
綺麗な英語を話す優しいネイティブから学ぶ
では、どんな人と話し始めればよいのでしょうか?それは、①綺麗な英語を話す②優しいネイティブの人から勉強するのがおすすめです。
英語という言語では、聞き取りやすい発音、正しい文法、豊富な語彙を全てを習得している人の割合は高くありません。なので、できるだけ教科書に近いような英語を使う人を見つけるのが大事です。
見極めるポイントとしては、私はその人が使っている言い回しの豊富さを見ています。どうしても、第二言語話者は自分の好きな言い回しに頼ってしまいますが、英語が上手な人は1つの物事に対しての表現方法が何通りもあります。
そして、優しいことも大事です。。日本語を話す外国人と話すときを想像していただくと分かるかと思いますが、基本たどたどしいのでこちらが合わせますよね。それと、我々の英語も一緒です。なので、我々が外国人の日本語に合わせるように、ある程度は一方がもう一方のレベルに合わせて喋る必要があります。これは、優しい人でないとやってくれません。
そういう人と巡り合えれば、お手本になるような英語をインプットでき、かつ自分にもある程度発言させてくれるような環境を手に入れたことになります。
同じくらいの英語力の人を捕まえて話す
とはいえ、お手本となるようなネイティブの英語を聞くだけでは、話せるようにはなりません。実践が必要です。ただ、その実践には、上記のようなネイティブは、優しくても不向きです。どうしても言語能力の差で、自分が話せるターンが少なくなってしまうからです。
そこで、自分が優位に喋れるくらいのレベルの英語話者を捕まえて、英語で喋るという機会を持つと、よりスピーキング力は向上します。例えば、アジア人で英語を話す人などは、見つけやすいのではないかと思います。全てのアジア人にとって、英語は第二言語です。
また、お互い第二言語なので、多少の間違いは許容しあえます。そうした人たちを相手に、ひたすら英語をしゃべっていると、そのうち脳が英語脳になってきて、ネイティブ相手にも臆せず話せるようになります。
自分に発言権がある空間でとにかく話す、それが話せるようになる最も近道です。
最後に
大事なのは、リスニングによるインプットとスピーキングでのアウトプットのバランスだと思います。
ネイティブとばかり話していると、インプットは増えますが、なかなかアウトプットは増えません。そこで、自分もアウトプットできるような話し相手を見つけると、どんどん英語を話せるようになるのではないでしょうか。
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