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連載 9・エネルギーって何?

さてさて、
毎日の生活に関わっている
火、水、気、地について考えていただきましたが、

四大元素思想でのエレメントは、
それぞれの物体や現象そのものではなくて、
火、水、気、地の「性質」を反映している
エネルギータイプです。

だから
「この世は4つの要素でできている」ということは
全てのものの中で
火が燃えていて
水が流れていて
空気が満ちていて
土が詰まっている。。。ということではなく、

あらゆるものの中に

火のあり方を反映する性質のエネルギー、
水のあり方を反映する性質のエネルギー、
気のあり方を反映する性質のエネルギー、
そして地のあり方を反映する性質のエネルギー

この4タイプのエネルギーが見出せる、ということです。

そこでまずは、エネルギーは何か、
ということについてお話ししましょう。

ひとことで言うと、
この世の全てはエネルギーです。

全ての源になる、構成要素で
様々なものとして存在しています。 

エネルギーは
「力」として作用するものもあれば
光や熱のように機能するものもあるし
形ある物質にもなっています。

電気、重力、引力、物質全て、そして
感情や意識や思想だってエネルギーです。

私はよく普段から
「宇宙エネルギー」という言葉を使いますが、
形になっていない力のようなものも、
形になっていて目にみえて触れるものも、
全てを含めて、
あるがままのこの世の姿という意味で使っています。

また、
現在、『量子』という
『小さい塊』という意味を持つものを研究する、
量子力学という学問が
見えない世界と
見える世界の繋がりを解明し始めています。

物質はみな分子でできていますが、
その分子は原子で構成されています。

その原子もさらに小さい量子という
途方もなく小さい、
ふやふやモワモワ
エネルギーの集まりでできていることがわかっているので
物質は「凍結した光」と言われています。


量子力学によれば
元々、宇宙が始まった時は
同じひとつのエネルギータイプしかなかったそうです。

そして宇宙の誕生した後、
(0.00000000001秒後!!って、1秒もない。。。💦)
そのエネルギーは

原子核を結束する「強い力」
原子核を崩壊する「弱い力」
物を引き寄せる「重力」
電力や磁力である電磁気力、という
4種類のエネルギータイプになって

物質世界を創造するための
この世の基礎的な物理法則になりました。

つまり、量子力学では
この4種類のエネルギーが
物質世界の発現を可能にしている、と説いています。

これらと四大元素思想は全く同じではありませんが
2500年前の哲学的な概念と
この100年で解明された科学的な現象が

両方とも
「この世は4つのエネルギータイプで
できている」という考えに至っていることは
とても興味深いシンクロだと思いませんか!?

時間と共に
科学が発展するにつれて
古代の哲学や宗教やスピリチャル論の間に
共通事項が出てきたことは
本当に面白い世の中になってきたと感じています♪

量子力学での4つの力と
四大元素思想は
両者ともに「宇宙」「この世」を
理解しようとするアプローチですが

視点が違うだけ、という感じです。

ピラミッドを上から見たら四角だけれど
横から見たら三角形、と
同じものでも角度が違えば
形が変わって見えるように

違う視点から物事を見ると
全体像がさらに分かりやすくなります。

次の記事から四大元素のエネルギーを
それぞれもうちょっと深く考察していきますね〜。

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「四大元素思想」連載、続きます😃♪

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参考文献:

・カシオピアかずえ
”タロットは人生変える心の魔法”↓
神秘学とタロット」入門書

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