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長野・小布施堂 本店の朱雀コース

一昨年、長野県小布施町の朱雀を食べに行った話をnoteに書いておいたら(小布施堂・「栗の点心 朱雀」を食べてきた(注:朱雀はモンブランではありません!)、最近閲覧数が多い。食べに行く人が参照しているのかな?

「栗の点心 朱雀」は、収穫されたばかりの栗を蒸して、裏ごしした、細い麺状の栗を、栗餡の上にふんわり載せた、お菓子と呼ぶにはちょっと不思議な食べ物(だから点心、と呼んでいる)で、今年は9月6 日(水)~10月15日(日)までの提供。小布施堂のページ

で、一昨年は純粋に栗の点心朱雀だけを食べに行ったのだが、今年は本店朱雀コースを予約してみた。かつて、当日配る整理券でしか入れなかった時代は、前日から小布施に泊まっている人が朝のうちに整理券を取りに行って、それで満席になってしまっていた本店朱雀コースだが、コロナ禍以降、朱雀も朱雀コースも原則ネット予約になったので、こうしてあらかじめ予定を立てて食べに行けるようになった。
今年も、予約開始日をうっかり忘れ(チケットペイから案内メールが来ていたのに!)、予約サイトに行ってみたらもう既に予約がかなり入っていたが、平日だったら、まだ、同じテーブルで2席予約可能だったので、今日(2023年10月10日)の朱雀コースを予約して、チケットをファミマで発券して、楽しみに待つ。
一昨年はチケットペイの登録料だけファミマで払って、朱雀の代金は当日、小布施堂の入り口の券売機で購入したが、今回は朱雀コースの代金も手数料も全部クレジットカード決済でファミリーマート発券だった。
朱雀コース雁の山つきは8000円(税込)だったが、手数料入れると8330円。今一昨年のサイトを見たら一昨年は朱雀コースは5000円だった...内容がちょっと違うのかな? 昨年は8000円で雁の山はデフォルトだったが、今年は雁の山なし7000円、というコースもあった。
ちなみに、一昨年1500円だった栗の点心朱雀は、昨年は1800円、今年は2000円だった。インフレだ。

追記:2021年に朱雀コースを食べた友人からメニューのシェアあり。
朱雀特別コース:栗の茶巾絞り葛仕立て 秋鯖椀 肉団子 栗おこわ ぶどう餅 雁の山 朱雀
と記載があり、朱雀以外は全部一つの盆に載って供され、最後に朱雀が出てきたらしい。今年は雁の山がラスボス的になっていたので、ちょっと雰囲気が違うかも。

栗の点心朱雀は、小布施堂の正門から入るが、朱雀コースは、本店(店舗)の脇に食事処への入り口があり、そこでチケットを確認してもらい、一組ずつ入店。指定席で、2人連れだと大体向かい合わせの席を予約していて、4人掛けのテーブルだと相席している感じになる。座敷はなく、全部テーブル席。

最初にほうじ茶とおしぼりとナプキンとメニューが来る。

メニュー

入店までの案内が結構まどろっこしく、全員が着席するのに時間がかかって、メニューとお茶が来るまでもかなり時間がかかり、一ノ膳が出てくるのもかなり待たされる。じらされてる感じ? 隣の二人組は遅めに入店したので、食事が提供されるのもかなり時間差があり、わたしたちが先に食べているのを見て、もう少し待って自分たちのが来る、という感じだったが、途中からサーヴのスピードが上がり、時間差は小さくなっていった気がする。


一ノ膳


牛肉の炊き合わせ。薄切りの牛肉が薄くて柔らかい! 細切りの人参とごぼうが一緒に炊いてあり、それに三つ葉があしらわれている。
菊和え。菊は薄味だが、マグロには醤油で味がつけてある。
栗の茶巾絞り 葛仕立て。裏ごしされた栗がソリッドに固められているが、底の方にわさびが入っていて少し驚く。かつお出汁のあんが美味しくて、碗に口をつけて飲んでしまう。


二ノ膳
栗ご飯は茶飯。お吸い物のあさり真丈は、ねりものの中にあさりがいくつか入っている感じ。
三ノ膳 栗羊羹はおまけ? ほうじ茶は差し替え。


朱雀どーん!
マンゴーソースのデザートは、ヨーグルトのソースにマンゴーの風味。和えられているのは黒いブドウと緑のブドウとメロンだった。


スプーンに何か浮彫がある、と思ったら栗の葉と毬のモチーフだった。
食べかけで失礼。朱雀の中。栗餡が美味しい!


雁の山

朱雀の途中でかなり満腹感が出てきて(何しろ炭水化物っぽいものばかり食べている)、口内の水分もかなりもっていかれる(店員さんが絶妙のタイミングでお茶を注いでくれる)。そこに、最後に雁の山が来る。山の部分は漉し餡、その上に栗の練ったので、味の系統は朱雀と似ている。
胃袋にとどめをさされた感じ。小食の人はかなり苦しかろう。だから今年は雁の山の有無は選択できるようになったのか。

幸福感に満ち満ちて店を出るが、満腹で何も考えられない状態になる。あまりに満腹で、買い物の意欲が減退するので、お土産等を買いすぎなくていいかもしれない(笑)。

次の目標は、「えんとつ」で、モンブラン朱雀を食べる、かな。来年のささやかな目標。

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